アオキ  その2 ヒメアオキ 

先週の日曜日(5月7日)、樹木医会の仲間で恒例の観桜会を豊平区平岸にある天神山緑地で行いました。 この一帯は小高い丘で、そこに天神山緑地、相馬神社、澄川墓地、三吉神社が一帯となって10ha?近くの雑木林を形成しています。

観桜会の目的は、サクラを見ながらお酒を飲み親交を深めることが第一の目的ですが、それともう一つ、樹木をみんなで観察することです。 天神山緑地と相馬神社を散策しながら樹木を見て、樹種の確認や幹枝の病痕を観察します。 それらをその分野の専門家に解説・教授してもらうことで知識の幅を広げています。 その観察中に相馬神社境内の片隅で見つけたのがこのヒメアオキです。 初めて見ました。
2017.5.7
高さは40~50cmで株状です。
参考図書では、
・林内に生える常緑樹、高さ0.5~1mでややほふくする。 枝は緑色、母種アオキは樹高2mと大型で葉も大きい。 分布 北海道(西南部、本州(日本海側)<北海道樹木図鑑>
・海岸から山地の林内。 アオキが多雪地帯に適応した一形と考えられるので、幹の基部は匍匐し、群がって生える。 枝はまばらに分枝し、強靭で、雪に耐えられる形態をもっている。
<樹に咲く花>
2017.5.7
小さい花を枝先に円錐花序につけます。 形状はアオキと同じですが、色はアオキより明るく赤みが強いようです。  ヒメアオキもアオキ同様雌雄異株で、写真の花は雌花。

2017.5.7
赤い実もついていました。 大きさは1~1.5cm。 葉は照葉で、縁の上半分に鋸歯があります。 一見、ツバキの葉を連想させます。

 

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