大通公園  春本番、でも

2020.5.3
大通西12丁目、写真中央奥に見えるのは、旧札幌控訴院(札幌資料館)。 ピンクの花はサラサモクレン。 公園の東西南北の角に植えられている。 2020.5.3
大通西9丁目。 ハルニレの大木。 葉が出る前に花が咲く。 それが新葉に見える
が、まだ芽吹き前のよう。
2020.5.3
大通西6丁目。 ケヤキの大木。 枝先の新芽が膨らんできている。 2020.5.3
大通西5丁目。 手前のピンクがエゾヤマザクラ。 白っぽい花はソメイヨシノ。 ソメイヨシノはエゾムラサキより数日遅れて咲くが、ここのソメイヨシノは早咲きのようである。 その奥にぼんやりと白っぽいのはキタコブシ。 街中ではキタコブシの見頃は過ぎている。
2020.5.3
大通西4丁目。 写真中央奥はテレビ塔。左側に見える大きな建物は北洋銀行本店。 噴水に水はなし。 ゴールデンウィークの真っ最中で気温も20℃越える行楽にはもってこいの日和というのに人通りはほとんど無し。
2020.5.3
大通西3丁目。 花壇と道路沿いに植えられているパンジーが色鮮やか。 写真中央の高木はカツラ。 1週間前は樹冠全体が新芽で赤っぽかった。 その奥(1丁目側)の白いのはキタコブシ。
大通3丁目で例年のこの時期は空きベンチを探すのは至難の業。 しかし、今年は例
外。
2020.5.3
大通西2丁目 公園奥の建物は丸井今井大通館。 その手前に黄色い花を咲かせている樹木はサトウカエデ。
2020.5.3
サトウカエデは雌雄異株で、写真は雄花。 幾本もの糸のような花柄が垂れさがり、その先に小さな花を咲かせる。 咲き方はネグンドカエデそっくり。

 

 

春を待つ大通公園

3月16日?に、我が家の周辺は30cm前後の雪が積もって街中は真っ白になり、一時真冬に戻ってしまったのですが、 立春も過ぎて、この何日間は天候もよく、雪もだいぶ溶けてきました。
今日(3月25日)は、好天で最高気温も10℃まで上がるとの予想だったので、今年初めて、自転車で街の中心部まで行ってきました。
歩道は、日陰の部分にはまだ薄汚れた氷状の雪が残っていたり、溶けだした雪で自転車のタイヤが取られたり、水たまりができて足元や自転車に泥が跳ね上がったりで、サイクリングには快適とは言い難いものでしたが、まぶしい太陽と頬にあたる心地よい冷気はそれらに勝るもので、昨年11月以来、約4か月ぶりのサイクリングを楽しんできました。

2018.3.25
左は、大通西4丁目。 正面奥に見える塔は、札幌テレビ塔。
右は、大通西6丁目。 横に大きく枝を拡げている樹はケヤキ。
園路は溶けだした雪で水浸し、その脇に積まれた雪は薄汚れています。その表面には、冬場雪の上に投げ捨てられて隠れていた空きカン、ビニール袋、吸い殻などが顔を出しています。
薄汚れた雪とその上に現われたゴミ、この時期の避けられない雪国札幌の現象です。 雪が溶けて地面が乾く4月に入ると、順次清掃と冬囲いの撤去が始まります。
本格的な春を迎えるにはもう少し時間が必要ですが、それでも春は着実に近づいてきています。

2018.3.25
豊平川。 幌平橋から南方面を撮影

 

 

ヤマモミジ  大通西12丁目

2017.10.25
写真は大通西12丁目のヤマモミジ。 大通西13丁目にある札幌市資料館(昔の札幌控訴院:裁判所)側から撮影。
大通公園は西1丁目~西12丁目までありますが、紅葉が一番きれいなのは西12丁目です。西12丁目で多い 樹種はヤマモミジ、その他に黄葉するシナノキなどが植えられています。
背後に立っているベージュの建物は札幌高等検察庁

2017.10.25
モモジの紅葉が最も美しく見えるのは、太陽の陽を透かして赤く輝くとき。

 

公園などで見るモミジはヤマモミジが多く、樹名板もヤマモミジと書かれたものが付けられています。
不思議なのは、豊平区西岡にある森林総合研究所の樹木園、この樹木園は系統別・樹種別に樹が植えられているのですが、カエデ科の一画にはオオモミジとイロハモミジはあるのですがヤマモミジは見当たりません。 樹木園ではない別の場所に植えてあるのです。 北海道の樹木に関して最高峰であるこの場所で、ヤマモミジはいまいち確定した地位を得ていないようです。

このヤマモミジ、イロハモミジ、オオモモジの3つの種(しゅ)についての位置付けは、
・3つの種を独立種と位置付ける見方、
・イロハモミジとオオモミジに分けてヤマモミジをオオモミジの亜種とする見方
・イロハモミジで代表させ、3種をその亜種、変種とする見方、
・3種の基をヤマモミジに置くなど
専門家の間においても見方・考え方が分かれているようなので、そのあたりの事情が当研究所にも反映されているのかもしれません。

参考(3種の分類について) → カエデ類(その4)

2017.10.24
森林総合研究所のヤマモミジ 落ち葉がきれいです。 2017.10.24

 

春の気配から春の訪れへ

先週末の暖かい陽気で、今日、4月17日の札幌は春の装いを見せ始めています。 大通公園の外周に植えられている大きな樹木は、まだ冬枯れ状態で春の気配は感じられません。
しかし、辺りをじっくり見渡すと、そこそこに春を見るけることができます。
2017.4.17 大通4丁目
芝生も少しづつ緑色を増してきています。
先週半ばに雪の降る中、パンジーの植え込み作業が行われていました。
「まだ早いんじゃないの?」 と思いながら、その側を通り過ぎました。
しかし、週があけるとこの陽気。 植えたばかりのパンジーも春の装いです。

大通公園の外周の大きな樹は、まだ冬枯れのままです。 しかし、よく見ると
2017.4.27 カツラ 芽出し
カツラは展葉し始めています。
2017.4.17
キタコブシはちょうど今日咲き始めたようです。
2017.4.17
通路を歩いていると、ナナカマドは展葉して葉先が少し伸びてきています。ユキヤナギは小さな葉を開き、ライラックの蕾も大きく膨らんでいす。

2017.4.17
春本番はもう目と鼻の先です。

 

春の気配? 都心部

札幌の中心部や幹線道路では雪はほとんどなくなって冬の気配は感じられなくなりましたが、公園やビルの北側で日陰になる部分には雪が残っています。 郊外の住宅街の道路や個人の庭にも白い雪が目立ちます。 我家の庭もまだ全面雪に覆われています。 来週(4月3日の週)は暖かくなるようで、再来週(4月10日)には芝生や庭の土が見られそうです。

今年初めて自転車で街の中心部に行ってきました。 4月上旬は、日中の最高気温でも10℃を越えることはまれで、今日(4月2日)の最高気温も8℃とこの時期の気温としては普通のもので、関東以西の真冬並みの気温です。 ですので、朝、自転車で出かけるときは、耳まで被るニット帽、手袋、ネックウォーマーが必携です。札幌も暖かくなったといっても朝晩はまだまだ寒いです。

2017.4.2 中島公園
園路沿いには堆積された雪がいまだに1m程の高さで残っています。

2017.4.2 大通西8丁目 ハルニレ
大通公園も通路以外は雪に覆われています。

2017.4.2 大通西6丁目 ケヤキ
日差しは春なのですが、樹木は冬枯れ状態で、芽吹きまで1ヶ月余、今しばらく時間がかかりそうです。