ケムリノキ  紅葉

11月3日、文化の日に百合が原公園に行ってきました。 目的はフジバカマの花を撮るためにです。 10月中旬に行ったときはまだ2部咲きだったので、もしかしたら今度は5部程度にはなっているかも知れないと思い、再再度行ってみました。
フジバカマも含めて宿根草花壇の草花は根株を残すのみで上部はきれいに刈り取られ、残念ながら、そこはすっかり冬支度を終えていました。

2018.11.3
リリートレインの線路横(公園西側:篠路通側)に植わっているケムリノキ。 紅葉がきれいです。 ケムリノキがこんなに鮮やかに紅葉するとは知りませんでした。 チョコレート色の葉が鮮紅色に変わるのノルウェーカエデに似ています。 紅葉の鮮
やかさはこちらの方が数段上回っています。
2018.11.3
右側の写真はドウダンツツジを連想させます。

 

 

ケムリノキ(スモークツリー)


2017.8.8                                                            2014.7.6
写真左は百合が原公園のケムリノキ(スモークツリー)。 高さは約4m。 左側に見えるグリーンの電車は、園内を走るリリートレイン。
右は民家の玄関横に植えられているケムリノキ。
ケムリは赤味を帯びた褐色と赤の2種類(2品種?)があるようです。
大きな株の樹冠全体が煙で被われると、なかなか見ごたえがあります。
2014.6.28
花は小さく、5mm程度、花色は黄色。

2014.7.6                                                        2018.7.24
写真左:煙の中に白っぽい花と小さな緑色の丸い果実が見える。
写真右:丸い緑色の果実。

ウルシ科。落葉性の低木あるいは小高木。 3種が知られ、アメリカ、南ヨーロッパからアジア、中国南西部に1種ずつ分布している。 葉は単葉で互生し、全縁、有柄。花は雑居性、頂生の円錐花序につく。 がくは5裂し、花弁と雄しべは同数で5個ある。 果実は小さな石果。
本属の特徴は、不稔花の花柄が花後に長く伸びて、開出毛におおわれ、花序全体が羽毛状を呈することである。 果実が熟すと果序の各節で果実をつけたまま分離して落下し、風に飛ばされるなどして種子散布を行うといわれる。(園芸植物大百科)

スモークツリーはウルシ属に近縁な、雌雄異株の落葉樹です。初夏に咲く花木の代表で、ヨーロッパから中国に分布します。雌木の枝先につく花序は長さ約20cmで多数枝分かれし、花後に伸びた花柄が遠くからは煙がくすぶっているように見えます。雄木は花序が短く、煙状にはなりません。横に広い円形の樹形が美しく、秋の紅葉も楽しむことができます。 銅葉や黄葉の園芸品種も栽培されています。
(みんなの趣味の園芸 NHK出版