ハクサンシャクナゲ

まだ寒さの残る4月下旬にキバナシャクナゲの薄黄色の花が咲き、5月中旬から赤紅色アズマシャクナゲが、そのと同じ頃から西洋シャクナゲの花が6月中下旬まで順次咲いていきます。 そして6月下旬にシャクナゲの締めくくりとしてハクサンシャクナゲが最後に白い花を咲かせます。 街の中心部では、ほとんど終わったのでしょうか? ここ、南区のはずれでは最盛期はすぎたものの、まだ白い花を咲かせています。

シャクナゲ ハクサンシャクナゲ 藤野 2013.7.6
西洋シャクナゲほどボリューム感や樹冠全体を花で覆う華やかさは欠くものの、日本産らしいしっとりと落ち着いた雰囲気がハクサンシャクナゲの特徴です。

ハクサンシャクナゲ 2015.6.26
ハクサンシャクナゲの花は白というイメージですが、この樹の花は少し赤み帯びています。
花は径約4cmの漏斗形で白~淡紅白、内側に淡緑色の斑点がある。(北海道樹木図鑑)

ハクサンシャクナゲ 2015.6.26
ハクサンシャクナゲの葉は、縁が内側に巻き込むのが特徴です。

ハクサンシャクナゲ 幹径 15cm弱 2015.6.26
この樹は樹高約3.5mで、地際から10cmほどのところで、二股分岐。 幹の太さは15cm弱。 ハクサンシャクナゲとしてはなかなかのものです。 この樹の樹齢は分かりませんが、 樹肌の荒々しさからすると、ある程度の年数、植えてから40年前後は過ぎているので、樹齢は50年?、70?年、100年近いのでしょうか?。