ブラックベリー 剪定・整枝

1昨年(2020年)の4月に、ネットでブラックベリーの苗木を購入しました。
昨年は、その株から採った実でジャムを作りました。 とても美味しかったです。
2022.4.28
写真は今年の春、撮ったものです。
ブラックベリーはひと夏で新梢が2ⅿ以上伸びるので、結束用の白い紐で枝が 下に垂れないように引っ張っています。葉がなくなるとなんだか無残な姿に見えます。
このブラックベリーは真冬の1月になっても葉が落ちないのです。雪の重みが加わってだんだんと落ちるのですが、それでも春先まで残っています。 2022.4.28
これが剪定後の姿です。
ここには3株植えてあるのですが、1株に1~2本の枝しか残っていません。
ブラックベリーは、その年に実をつけた枝は翌春、新芽が出てきません。枯れてしまうようです。

2022.4.25                                                    2022.4.25
写真左が昨年実が生った枝で、新芽が出てきていません。 右が昨年新梢を長く伸ばして、今年、その新梢の葉腋から枝を40~50cm伸ばしその先に果実をつけます。なので、昨年果実が生った枝は全て切除したのです。それが上の写真です。
ブラックベリーは毎年根元付近から充実した新梢を出させないと、安定した収穫は望めないようです。
2022.4.25
それで、充実した新梢を出させるために、とりあえず、根元に堆肥を敷き詰めてやりました。毎年、やろうと思っています。
写真の株の根元から3~4本、充実した新梢がでてくると、来年が楽しみなのですが・・・・・・。

以下は、2013.8.13にこのブログに投稿したものです。

昨日、お隣さんからブラックベリーをいただきました。
摘んで口に入れると、ブラックベリーの甘さが口に拡がります。一粒の大きさが2.5㎝×1.5㎝と比較的大きめです。夕食後のデザートにヨーグルトに入れて食べました。美味しかったです。
RIMG0005(アカジ)
2013.8.14
下の写真は、お隣の奥さんが収穫したその直ぐ後に撮ったもので、ブラックベリーの実は赤いものしか残っていません。これから順次黒く色づいてきます。
RIMG0008(アカジ) 2013.8.14

お隣さんのブラックベリーは、幅3M 、高さ2mにして仕立てる?,造っています。ブラックベリーなどキイチゴの仲間は匍匐性というか、ひと夏で茎が2m以上も伸張して地面を這います。それで、お隣さんは生垣状に仕立てているのです。
001 ブラックベリー(アカジ) 2012.8.12
このように、赤から黒く変わったら収穫適期です。もっと正確には、黒く熟しても摘まんで採りづらいものはまだ未熟で、完熟したものは簡単に採れます。未熟のものは酸っぱ味が強いですが、完熟ものは、甘味と酸っぱ味が程よく調和しています。
009 キイチゴ(赤字) 2012.6.18
ブラックベリーの花は、6月~7月にかけて咲き、房状の花序に3cm前後の白い花を咲かせます。
このブラックベリーには、クロミキイチゴやブラックラズベリーなどの名前があります。北大植物園の樹名板には、クロミキイチゴ(Rubus allegheniensis)と、北海道樹木図鑑は、クロミキイチゴ<ブラックラズベリー>(Rubus occidentalis)と書かれています。どちらも北米原産ですので、種(しゅ)は違うのですが、良く似た仲間なのでしょう。おそらく、他にもこれらと似た似た種類があって、これらの黒くなる実の仲間を総称してブラックベリーと呼んでいるのでしょうかね。

<余談:ブラックベリーは家庭向きの果樹>
〇モモ、ナシ、リンゴ、ウメ、ブルベリー、ナッツ類など多くの果樹は、生鮮食品、ドライフルーツ、缶詰などとしてスーパーなどの店頭に並んでいます。しかし、ブラックベリー、生食はもちろん、ジャムも身近な食料品店ではなかなか手に入れることは難しいです。インターネットで調べると通販で手に入れることはできますが、通常の買い物で求めるのは日本ではなかなか難しいようです。

〇 ブラックベリーの実は非常に柔らいので、少し大きめボールに積重ねて収穫すると、皮が破れて紫色の果汁が垂れ、実も半分潰れたようなものが出てきます。生食適期が短いので収穫したら直ぐに食べるかジャムにする必要があります。大量生産向きではなく、せいぜい“道の駅”でその日に収穫したものを少量販売できる程度でしょうか。

〇このブラックベリーは、ブルーベリーと同等のアントシアニンを含むポリフェノール類を豊富に含んでおり(確かにあの黒色の実はそのような感じを受けます)、今はやりの機能性食品として評価されています。

〇土壌適応性は広くどこででも育つようです。また、サクランボやプラムのように違う品種を2本植えなければ実が生らない他家受粉の性質もありません。

〇ブラックベリーは、今年伸びた新梢の各葉腋に花芽をつけ、翌春各葉腋から新芽が伸ばし、それは40~50㎝伸びて、その先に果実が生ります。

 

〇花は6月~7月にかけて咲きます。開花後約2ヶ月足らずで実が熟します。リンゴやナシのように葉が虫に食われることや病気にかかることもありません。ので、薬かけの必要はありません。

〇収穫は8月中旬~下旬にかけて行います。生で食べるばあいは、収穫後直ぐですが、大量に収穫したら、冷凍保存して時間があるときにジャムをつくればいいのです。

これらの点から、ブラックベリーは、家庭向き果樹として最も適していると思うのです。もっと普及してしてよい果樹と思うのですがいかがでしょうか。ただし、手入れをきちんとしないと枝が暴れて、だらしない感じを受けてしまいます。

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キイチゴ  苗木

キイチゴ(ブラックベリーとラズベリーの苗木)を園芸店で購入しました。
我家のナシ(幸水)がヤチネズミに地際の樹肌を全周食害されて、今後生き延びる可能性がほとんどないので掘り起こしました。 その後釜に植えました。 2018.4.18
キイチゴを選んだ理由は、
⓵お隣さんから毎年ブラックベリーを頂いているのですが、生食にしても、ジャムにしてヨーグルトのトッピングにしても甘酸っぱくて美味しいのです。
②虫がつかず、花が咲いてから収穫するまでの日数が少なく栽培が用意で、晩秋に乱れた枝や混みあった枝を剪定するだけ済むからです。
③これが最大の要因なのですが、今回のナシ(幸水)のようにネズミに食われてしまうと、再度苗木を植えて収穫できるまでに4~5年かかります。 この年齢になるとそれほど気長に待てないのです。 その点、キイチゴは上手く根付いて生長してくれれば今年の夏から、来年は確実に収穫できるのです。 キイチゴはその年に成長した枝に花芽をつけ、その年に花が咲き実が生ります。
ただし、ヤチネズミには気を付ける必要がありますが・・・・・・。

ということで、今年の夏が楽しみです。

<余談:ブラックベリーとラズベリー>
ブラックベリーが黒い果実でラズベリーが赤い実が生ると思っていました。
ところが調べてみると、そう簡単明瞭に分けられるものではないようです。

園芸植物大辞典によると、
ブラックベリーやラズベリーは分類学の「科」、「属」、「種」に当たるものではなく、園芸作物における分類で ラズベリーには、赤ラズベリー、黒ラズベリー、紫ラズベリーの系統があり、ブラックベリーは雑種や変種が多く分類は困難であるらしいのですが、有葉花軸種とか切れ葉種などの系統があるようです。

ちなみに今回購入したものは以下のとおりです。
・ブラックベリー : ボイソン ベリー    黒実
・ラズベリー   : インディアン サマー  赤実

また、北海道樹木図鑑には、
クロミキイチゴ ブラックラズベリー 
バラ科 Rubus occidentalis(ルブス オキシデンタリス)
英名 Black rasberry
とありました。

我が家のお隣さんにあるキイチゴは、おそらく、上述のクロミキイチゴ ブラックラズベリーではないか? と推測してりるのですが・・・・・・・。

園芸植物大辞典には、ラズベリーの黒ラズベリー系統の原種は、Rubus occidentalis(ルブス オキシデンタリス)となっていて、北海道樹木図鑑のクロミキイチゴ(ブラックラズベリー)に当たります。

今回購入したブラックベリー(品種:ボイソン ベリー)とラズベリー(品種:インディアン サマー)の花、葉、果実など品種の特性については、ひと夏の成長をみて報告したいと思っています。

 

 

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ブラックベリー(クロミキイチゴ) 冬芽


2018.1.27                                                     2014.4.9

赤みを帯びた枝の太さは約8mmで、白っぽい冬芽は1cm弱。
冬芽は、芽を保護する芽鱗はなく裸芽のようです。 中には、この厳寒期に少し葉?が開き加減のものもあり、中途半端な冬芽が目立ちます。
赤い枝に白いつぶつぶが見えますが、これは皮目のようです。

写真左の冬芽に小さな葉のようなものがついていますが、托葉ではないでしょうか? 葉柄が折れてその基部だけが残ったようです。
葉柄が折れない場合は、写真右のように春先まで枯葉が残ります。 葉柄の基部は枝にぴったりくっついていて葉痕を探したのですが見つかりませんでした。

 

<余談>
毎年、お隣さんからブラックベリーをいただきます。 昨夏はジャム(ブラックベリーの果実が崩れないで残っている状態のジャム)にしてヨーグルトのトッピングにしていただきました。 ヨーグルトの酸っぱさとブラックベリージャムの甘さが良く合います。

⇒  家庭にうってつけの小果樹ブラックベリー

 

 

ブラックベリー:家庭に打ってつけの果樹

札幌は昼間は蒸し暑いですが、夜は寝るときに窓を閉めても閉めなくても気にならないちょうど寝やすい気温です。最低気温が20~22℃くらいなのでしょうか。それに比べ、西日本の極暑?獄暑?猛暑は相変わらずで、テレビなどで連日猛暑のニュースが取り上げられていますが、インタビューでその土地の人の話を聞いていると、気の毒な気がします。しかし、その暑さも後1週間と気象庁は言っています。その頃になると、昼間は30℃を越える日が続くと思いますが、夜温が下がってきて寝苦しさは少しは和らぐのではないでしょうか。
昨日、お隣さんからブラックベリーをいただきました。
摘んで口に入れると、ブラックベリーの甘さが口に拡がります。一粒の大きさが2.5cm×1.5㎝と比較的大きめです。夕食後のデザートにヨーグルトに入れて食べました。美味しかったです。
RIMG0005(アカジ)2013.8.14
お隣の奥さんが収穫したその直ぐ後に写真を撮っているので、ブラックベリーの実は赤いものしか残っていません。これから順次黒く色づいてきます。
RIMG0008(アカジ)2013.8.14
お隣さんのブラックベリーは、幅3m、高さ2mにして仕立てる?,造っています。ブラックベリーなどキチゴの仲間は匍匐性というか、ひと夏で茎が2m以上も伸張して地面を這います。それで、お隣さんは生垣状に仕立てているのです。
001 ブラックベリー(アカジ)2012.8.12
このように、赤から黒く変わったら収穫適期です。もっと正確には、黒く熟しても摘まんで採りづらいものはまだ未熟で、完熟したものは簡単に採れます。未熟のものは酸っぱ味が強いですが、完熟ものは、甘味と酸っぱ味が程よく調和しています。
009 キイチゴ(赤字)2012.6.18
ブラックベリーの花は、6月~7月にかけて咲き、房状の花序に3cm前後の白い花を咲かせます。
このブラックベリーには、クロミキイチゴやブラックラズベリーなどの名前があります。北大植物園の樹名板には、クロミキイチゴ(Rubus allegheniensis)と、北海道樹木図鑑は、クロミキイチゴ<ブラックラズベリー>(Rubus occidentalis)と書かれています。どちらも北米原産ですので、種(しゅ)は違うのですが、良く似た仲間なのでしょう。おそらく、他にもこれらと似た似た種類があって、これらの黒くなる実の仲間を総称してブラックベリーと呼んでいるのでしょうかね。
<余談:ブラックベリーは家庭向きの果樹>
・モモ、ナシ、リンゴ、ウメ、ブルベリー、ナッツ類など多くの果樹は、生鮮食品、ドライフルーツ、缶詰などとしてスーパーなどの店頭に並んでいます。しかし、ブラックベリー、生食はもちろん、ジャムも身近な食料品店ではなかなか手に入れることは難しいです。インターネットで調べると通販で手に入れることはできますが、通常の買い物で求めるのは日本ではなかなか難しいようです。
・ブラックベリーの実は非常に柔らいので、少し大きめボールに積重ねて収穫すると、皮が破れて紫色の果汁が垂れ、実も半分潰れたようなものが出てきます。生食適期が短いので収穫したら直ぐに食べるかジャムにする必要があります。大量生産向きではなく、せいぜい“道の駅”でその日に収穫したものを少量販売できる程度でしょうか。
・このブラックベリーは、ブルーベリーと同等のアントシアニンを含むポリフェノール類を豊富に含んでおり(確かにあの黒色の実はそのような感じを受けます)、今はやりの機能性食品として評価されています。
・土壌適応性は広くどこででも育つようです。また、サクランボやプラムのように違う品種を2本植えなければ実が生らない他家受粉の性質もありません。

・ブラックベリーは、その年に伸びた新梢の各葉腋に花芽をつけ、翌春各葉腋から新芽を伸ばし、それは40~50㎝伸びて、その先に果実が生ります。
・花は6月~7月にかけて咲きます。開花後約2ヶ月足らずで実が熟します。リンゴやナシのように葉が虫に食われることや病気にかかることもありません。ので、薬かけの必要はありません。
・収穫は8月中旬~下旬にかけて行います。生で食べるばあいは、収穫後直ぐですが、大量に収穫したら、冷凍保存して時間があるときにジャムをつくればいいのです。
これらの点から、ブラックベリーは、家庭向き果樹として最も適していると思うのです。もっと普及してしてよい果樹と思うのですがいかがでしょうか。ただし、手入れをきちんとしないと枝が暴れて、だらしない感じを受けてしまいます。

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