ボケ(その2) 花芽

しっとりとした色合いで風格のある札幌軟石の石積みの上に、波打つように刈り込まれたボケの生垣。  手入れもきちんとされています。  しかし、満開のボケの花が新葉にもぐりこんであまり目立ちません。 ボケは単木で植えられていることが多く、生垣を見るのは初めてです。ボケの生垣って、花が咲くといつもこのようになるのでしょうかね?
ボケ 2016.5.20
ボケ 2016.5.17
普段見るボケは、写真のように花をたくさんつけています。 この樹はそれほど手入れはされていないようで、樹冠上部には、昨年長く伸びた枝が剪定されないまま残っ
ています
ボケ 2016.5.17

ボケ : かわいそうな名前

“ボケ” というと、赤~ピンク~白まで花色に幅のある、しかも、梅に似たかわいい花を咲かせる株物で、けれど、庭の片隅に、モサッと生えていて見栄えのしない、あまりご主人様に相手にされない庭木というイメージを以前からずぅ~っともっていたのですが、 しかし、
ボケ
2015.4.30
ボケ
2015.5.2
なかなか?まあまあ?の庭木になるものだな と改めて見直したところです。 元々レンギョウのように徒長枝がビュンビュン伸びて剪定しなければ樹形がおさまらない性質ではないので、少し手当をしてやると、こじんまりまとまった庭木になるようです。

ボケ
2013.4.29   新葉とつぼみ

ボケ
2015.4.29  開花直前のつぼみ

ボケ
2011.5.22

 

<余談>
それにしても、“ボケ”  とは可哀そうな名前で、「なぜ、こんな名前が付けられたのだろう」と、その由来を調べてみると、
「果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛(てんか)したとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われる。」(ウィキペディア)
ということで、「ピンぼけ」 や“「ぼけっとしている」の “ぼけ” の “ぼけ” ではなさそうです。