ヤナギバシャリントウ

中島公園の池に沿って走る園路沿いで見つけました。 名前はヤナギバシャリントウです。 高さ約1.5mくらいの石積の天端から垂れ下がるように植えられていま
す。

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中島公園 池沿い園路横
この時期、ベニシタン※の実が赤くなるのと同じように、 ヤナギバシャリントウも赤い実を付けています。
ヤナギバシャリントウ
2011.12.4
実の大きさは5~6mmくらい。  ベニシタンの実は枝にびっしりとくっついていますが、ヤナギバシャリントウは散房状で花梗が長く、枝から垂れ下がります。
※ ベニシタンはヤナギバシャリントウと同属でバラ科シャリントウ属

ヤナギバシャリントウ
2015.9.16
ビルディング外構植栽の地被材料として使われて、 地面をマット状にきれいに被います。

ヤナギバシャリンドウ
2014.6.22  中島公園
6月には小さな白花を咲かせます。
ヤナギバシャリントウ
2014.6.22
花の大きさは1cm~1.5cmで、ナナカマドやアズキナシなどバラ科に多い花の咲き方をします。
ヤナギバシャリントウ
2014.6.22
葉は、長楕円形で、長さ2~3cmと小さい。 初夏の頃は、葉がつやつや(照葉)として美しい。

<余談>
ヤナギバシャリントウは、“” シャリントウ “ という言葉?、響き?から、新鮮に感じるというか、いつもなら忘れる植物名も、その語感から直ぐに思いだせる、忘れにくい名前の一つです。  バラ科シャリントウ属(Coneaster属)で日本へは最近入った植物のようです
名前の “ ヤナギバ ” はヤナギの葉に似ているところから来ていて、英名は Willowleaf cotoneaster です。
シャリントウは、インターネットのウェブページを見ると、“ 車輪桃 ” と書かれています。 広辞苑で調べると、“ シャリンバイ(車輪梅) ” は載っていますが、“ シャリントウ ” は見当たりません。 シャリンバイは、バラ科シャリンバイ属で小さな白い花を咲かせ、花の大きさや形などはヤナギバシャリントウに良く似ています。 名前の由来は、花が梅に似ていること、春に枝葉が蜜に輪生して出る(新牧野植物図鑑)ことですが、ヤナギバシャリントウの葉は車輪のように輪生していないし、花は桃のようなピンク色でもないし、どうしてこのような名前がつけられたのでしょうかね?