ヤマブキ

ヤマブキの花が咲き始めています。

2018.5.8                                                        2018.5.8
左:庭に植えられているヤマブキは枝が四方八方伸びてもさもさになるため、こじんまりと剪定されているものが多いのですが、写真のヤマブキは植栽場所に余裕があるためか、剪定なしの自然樹形です。 株高約1.5m

右:薄暗い山道を歩いていると、その先に樹々が開けて明るい光の漏れる箇所があり、近づくと藪の中から細い枝が伸びだして、その枝に黄色い花、写真のように長くて細く伸びる枝に数珠状に黄色い花をつける、これが私のヤマブキの樹姿、イメージです。 しかし、札幌周辺の自然林を歩いても、ヤマブキの花にお目にかかったことはないのです。

2017.5.23                                                          2015.5.6
住宅地の斜面に植えられたヤエヤマブキ。  一重のヤマブキの花は黄色ですが、ヤエヤマブキは黄色~橙黄色の幅があるようです。
個人の庭には、花の豪華なヤエヤマブキが多く植えられています。


2013.5.18                                                       2018.4.22
新葉とつぼみ。
雪が解けて新葉がでるまでの緑が少ない頃、つつじ類など低木類がほとんど枯枝状態の頃、写真のように枝(茎)だけが青いものを見つけることがあります。 それは、冬期間でも緑色を保っていたヤマブキの枝です。 見つけたときは、意外に新鮮に感じます。
  2018.5.10               2017.8.23
花の大きさは4cm前後で、花弁は基本5枚のようです。 しかし、雄しべが花弁化して7枚のものもあり、しっかりじっくり見ると、それ以上の枚数の花も見つかるかもしれません。
ヤマブキの花は5月上中旬~8月下旬まで咲き続けます。 一番きれいな時期は5月の咲き始めからしばらくですが、それでも写真(右)のように一夏中咲き続けます。

<余談>
木曜日午後7時、TBS系テレビ プレバトを見ています。 芸能人の作った俳句を夏井いつき先生がバッサバッサと切り裂く解説が面白く、また、17文字で俳句を作るときの言葉の選び方・使い方、その奥深さに感心させられます。
そこで、季語がヤマブキの句をご紹介。

「歩かねば山吹の黄に近づけず」         酒井弘司
「ほろほろと山吹ちるか瀧の音」         松尾芭蕉
「山吹や川よりあがる雫かな」          斯波園女

3句の解説に興味のある方は → 増殖する俳句歳時記