ヨドガワツツジ

冬至は1年のうちで昼の長さが最も短い日で、今年は12月21日でした。しかし、札幌の、日の入りの最も早いのが12月上旬の午後4時ちょうどで、日の出の最も遅いのが1月上旬で午前7時7分になります。冬至の日が、日の入りが最も早く、日の出が最も早いでのはないのです。そこには少しずれがあります。今日は12月27日です.この頃は、日の入りが少しずつ遅くなっています。年が明けけてしばらく経った頃、ある晴れた日の夕方(5時過ぎ?)に西の空が明るくなっているのに気づきます。そんなちょっとした季節の変化(暗い日々から抜け出せる希望みたいなもの)を見つけて、冬の暗さと厳しさを紛らわそうとしています。
今回はヨドガワツツジです。
見事に咲いています。これぐらいにコンパクトに咲いてくれるとなかなかのもです。公園や個人の庭ともによく見かけるツツジです。公園に植えられているこのツツジを見ていると、年による花の咲き方にぶれがなく、毎年ほどほどに花を咲かせてくれます。また、ツツジ類は半日陰を好む傾向(1日じゅう日に当たるよりも、半日は日陰になるような場所のほうが生育が安定する)にありますが、このツツジは比較的植える場所を選ばないようで、1日じゅう日が当たる場所に植えられても、他のツツジ類に比べて比較的安定的に成長するように思います。
1-001 ヨドガワツツジ2012.5.20
ヨドガワツツジは、チョウセンヤマツツジの雄しべが花弁化して八重咲きになったもので、朝鮮に自生しているといわれています。半落葉性のツツジです。
1-004 ヨドガワツツジ2011.5.30
一つのつぼみから2~3個の花を咲かせます。
①冬芽
1-RIMG0077(赤字)2012.11.22
・冬芽(花) 冬芽(頂芽)は越冬葉(夏場に生えた葉)に包まれる。
・枝・葉には毛が生えている。
1-011.jpg2012.4.24
②名前の由来
朝鮮半島由来のツツジにどうしてヨドガワツツジという名前が付いたのか不明です。いろいろ調べたのですが、載っていないです。もしご存知の方は、コメントください。
③Data
科名 ツツジ科
属名 ツツジ属
学名 Rhododendron yedoense
花期 5下旬~6月上旬
分布 朝鮮及び対馬に野生(牧野新日本植物図鑑)
その他 漢字名は淀川躑躅で、学名の小種名yedoense は、江戸の という意味。どうなっているのか訳がわからないですね。

にほんブログ村 写真ブログ 植物・花写真へ
にほんブログ村