ヤナギの花:オノエヤナギ?

寒い日が続いています。日差しは強いのですが、風が冷たいです。昨日(4月12日 土曜日)、街の中心部に手袋を持たすに出かけたのですが、20~30分も歩いていると手が冷たくなって縮こまります。最高気温は8.8℃で10℃をきっています。ビルの陰になって陽の当たらない道路脇には、黒い土を被った雪の塊が所々に残っています。
ヤナギの花が咲き出しました。
003 ヤナギ2014.4.13
石山大橋から豊平川上流をと撮っています。川岸に生えている樹々は主にヤナギ類が多いです。所々に薄ぼんやりと黄色味を帯びた樹が見えます。ヤナギの花が咲き始めたようです。
002 ヤナギ2014.4.13
002 ヤナギ オノエヤナギ?エゾヤナギ?-0012014.4.12
この時期、花を咲かせるヤナギは赤っぽい枝をしているものが多いです。
調べてみると、確かではないですがオノエヤナギのようです。
・オノエヤナギ(ナガバヤナギ):小枝は帯赤、帯紫または帯黄褐色で平滑、多少光沢がある。1年生の枝は帯赤褐色、平滑、薄く軟細毛がある。(北海道主要樹木図譜)
今回、採取した枝(1年生)には軟細毛はなかったのですが、“樹に咲く花”では無毛と有毛のものがあると記載。
<追記>約1週間後の4月18日に写真を撮っています。
002 ヤナギ2014.4.18
今、札幌はヤナギの花が満開です。
024 ヤナギ2014.4.18

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ヤナギ:ヤナギの開花

今日(4月21日)は久しぶりにきれいな青空が拡がりました。朝7時頃の豊平川の河川敷です。前回3月27日にブログで紹介したときは雪に覆われていましたが、すっかり雪もとけ景色は一変しています。あと2週間もすると、樹木も芽吹き始め、景色全体がうっすらと緑っぽくなってきます。
1-RIMG0014.jpg2013.4.21
これは、札幌の中心部から約15km離れたところの豊平川です。遠くに見える山々には雪が残っています。河川敷に生えている樹木の多くはヤナギの仲間です。枝先がもやっと白っぽいのはヤナギの花序とそこから出てきた黄色の花のためです。
1-RIMG0012(赤字)2013.4.21
この一帯の植生は、十年~数十年の一度程度洪水に見舞われれて植生が一新するためか、ヤナギ類、ケヤマハンノキ、ドロノキ、ニセアカシアなど荒地や裸地に最初に根付くパイオニア樹木が多いようです。そのなかで、樹冠全体がもやっと白っぽい樹々が見えます。朝7時過ぎの太陽に照らされたヤナギの花(花序)です。
1-RIMG0016.jpg2013.4.21
すこし見づらいですが、枝先が赤っぽいです。オノエヤナギなのでしょうか?
1-RIMG0046.jpg2013.4.21
これはバッコヤナギです。おそらく
1-RIMG0045.jpg2013.4.21
1-RIMG0011.jpg
枝先の白い花序が膨らみ始めています。これはなんという種類のヤナギでしょうか?
札幌は、いまちょうど、ヤナギの白い花序が膨らみ、小さな黄色い花が咲き始める時期なのです。長かった冬が終わり、今やっと遅い春の本番です。(例年ならもう少し早いかも?)

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ヤナギの綿毛(新芽)

年が明けて1週間近く過ぎて言うのも気恥ずかしいですが、「明けましておめでとうございます。今年も、当ブログに立ち寄っていただければありがたいです。」
今年のお正月は、12月のうんざりするほどの雪の日とは打って変わって、天候に恵まれて、寒さは相変わらず厳しいですが、太陽がまぶしい穏やかな日が続きました。
ブログを1週間以上も空けたのは、海外旅行に行ったとか、気ぜわしくあちこちに出かけて時間がなかったなど、そのようなことは全くなく、普通のゆったりとしたお正月であったのです。頭の中心部には常にブログのことはあるのですが、体がお正月モードに入ってしまったようです。
しかし、昨日、気分を一新するために、テンションをオフの状態からからオンに切り替えるために、森林総合研究所に行ってきました。森林総合研究所は歩くスキーの跡があるくらいで、この厳寒期に樹木の写真を撮りに行くような変わり者は皆無で、雪の中を歩くのが大変なのです。それで、スノーシュウ(西洋かんじき)を持って行きました。この時期はまだ雪がしまっていないので、スノーシュウを履いても大変かなと思っていたのですが、雪上を歩いてもそれほど雪に埋まることなく歩けました(年末に雨が降ったのが幸いしたようです)
1-RIMG0034.jpg2012.12.5
このスノーシュウを履いて、雪上を歩きました。大きさは、縦50cm、幅20cm
1-042 森林総合研究所2013.1.5
森林総合研究所の見本園です。真ん中の通路を挟んで、右側がカシワ、ブナ、ミズナラなどブナ科の樹木で、左側が、サンザシ、ワタゲカマツカなどのバラ科の樹木群です。
ほとんどの樹々は、北海道の厳しい寒さにじっと我慢して?耐えているのですが、もうすでに活動を始めている樹もあるのです。ヤナギです。
1-RIMG0005(赤字)
これは、エゾノカワヤナギです。芽鱗が割れて、中から白い綿毛?のようなものが顔を覗かせています。横に植えられているエゾノキヌヤナギはまだ芽鱗は割れていませんでした。
1-RIMG0025-001.jpg2013.1.5
これは、自宅近くの河川に生えているヤナギ(バッコヤナギ)です。この写真ファイルは、昨日撮ったものですが、12月中旬には、すでに芽鱗の中から白いものが見えていました。
1-RIMG0024-001.jpg2012.12.15
ヤナギ類は、これからの厳寒樹にゆっくりと白い蕾?綿毛の塊を少しづつ大きくして、1月下旬には白い花を咲かせたようになる樹種も出てきます。そして、4月になると、この白い綿毛の中から黄色い花(雄花)を咲かせます。それまでの間に、ゆっくりじっくりと白い綿毛(塊)を成長させます。
1-017 オノエヤナギ?(赤字)
札幌では、ナラ類を除いてほとんどの樹木は11月上旬に葉を落とします。樹木は来春まで長い眠り(休眠期間)に入るのです。そう思っていました。違うのですね。落葉から1ヶ月も経たないうちに、新芽が動き出しているのです。おそらく、樹木の活動は連続しているのです。長い眠りに入っていると思っているのは人間だけかも知れません。今年の12月は特に寒く、平均気温がマイナス2~4℃になっているかも知れません。寒きときはマイナス10℃以上になっています。それでも活動しているのです。根から上がってくる水は樹皮の表面近くを通っています。気温がマイナス10℃以下になっても、樹木の中の水は凍らずに、蕾を大きく膨らますために、上に上がっていくのです。

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ガードレールを丸呑みするヤナギ

街中で、シュロ縄が幹に食い込んでいる街路樹、公園などで樹名板に取り付けてある針金などの線が樹幹に深く入り込んでいるのを見かけます。

ヤナギ

 2012.7.28
しかし、この写真のようにガードレールのパイプを丸呑みしている樹を見かける機会はなかなかありません。飲み込んだのはヤナギです。
動物の場合、前方や周辺に邪魔物があれば、通常それを押しのけるか避けること考えます。樹は移動ができませんので押しのける以外に方法はありません。しかし、このパイプは樹に押されて通路側に湾曲している様子はなく、真っすぐです。樹はゆっくりじっくりパイプを丸呑みしたのです。街中で、歩道を歩いていると舗装板が盛り上がっているのをよく見かけます。それでつまずくと危ないのですが、なかなか補修してもらえません。この場合は、近くの街路樹の根が舗装板を持ち上げているのです。
根は舗装板を押し上げるのですから、このヤナギの幹もガードレールを横に押し曲げてもよさそうなものです。なぜ、押し曲げるのではなく、丸呑みしたのでしょか?
調べてみました。
樹は風が吹くと揺れたりしなったりします。その時に、ガードレールと接触します。その接触による刺激やその時にできる傷を直そうとするために、樹体内にあるオーキシンなどのホルモンがその部分に集まり、成長を早めて、周りより肥りが大きくなります。そして、樹皮がガードレールを押して成長するのではなく、それを取り込むようにして成長を重ねます。

ヤナギ 真駒内川

2012.7.28
この写真は、ヤナギの樹幹が覆いかぶさるようにしてガードレールのパイプを飲み込んでいます。上から覆いかぶさるのは、葉でできた養分が上から降りてきて接触した部分に溜まってできたものです。
このヤナギのある場所は、真駒内南町4丁目、真駒内川沿いのサイクリングロードです。

ヤナギの花が咲きました

日曜日に自転車を組立て、ブレーキを点検して、油を注し、ぼろぎれで拭き、きれいさっぱりして、
今春、はじめて豊平川沿いと真駒内川沿いを走ってきました。
少し冷ための風がほほを横切るのは気分最高です。
これは、石山大橋から川下を見た写真です。
まだ、芽吹いている樹々はありません。
小さくて見づらいでのすが、左側の川沿い樹木の上のほうに、黄色い小さな点々のような、何かぼやっーと黄色ろ
っぽいものが見えませんか?
ヤナギの花です。
035 ヤナギ-0012012.4.16
これは、真駒内川で撮ったものです。
019 オノエヤナギ?2012.4.15
この白い花序に黄色い花を咲かせるヤナギが目立つのです。
また、小枝が褐黄色~ 赤色を帯びているものが多いです。
花の拡大写真です。雄花と思うのですが・・・・・・。
017 オノエヤナギ?2012.4.15
ヤナギの仲間は、1月中下旬から4月まで順次白い花序を開けていきますが、黄色い花を見るのは、今春初めてです。
樹木図鑑で調べてみると、小枝が赤みを帯びる樹種は、オノエヤナギ、エゾヤナギなどいくつかあるのですが、春先一番に黄色い花を咲かせ、かつ、赤みを帯びる小枝を持つヤナギは何という樹種なのでしょうか?もし、ご存知の方がいらしたら、教えていただければありがたいです。
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