サワシバ 冬芽

サワシバ : 冬芽
サワシバ2013.1.6
冬芽は2列互生し、大きく、紡錘形ないし長卵形で、4稜をもち、先がとがり、長さ8~14mmあって、開出する。 芽鱗は褐色ないし暗褐色をし、短毛がはえ、、縁には長軟毛がはえて、ほぼ12対が覆瓦状に重なる。 仮頂芽は側芽よりやや大きい。花芽(雄果穂)は太く、長卵形で、長さ12~16mmある。(落葉広葉樹図譜)

・この写真では、短毛と縁の長軟毛は生えてないようにみえます。 毛の有無、多少の違いはあるのでしょうね。
・芽鱗の「12対が覆瓦状に重なる」という表現がいまいち分かりづらいです。

サワシバ2014.5.4
5月上旬、芽だしの頃

サワシバ2011.5.14
芽だし(開葉)と同時に花も咲き出す。 写真の花は雄花序。
サワシバ(カバノキ科)は雌雄異花。

サワシバ2011.2.13
果実は円柱形で長さ6~7cm 夏場は、淡緑色。

サワシバ:垂れ下がる果実

1-038 サワシバ(赤字)2013.7.13
これは、国道230号から北大植物園のフェンス沿いの樹木を撮っています。中央右側に白っぽい樹木が見えます。サワシバです。
1-R0010604-001(赤字)2013.6.19
植物園沿いの歩道を歩いていて、サワシバの下で上を見上げると、このように見えます。サワシバの果実(果穂)です。
私が写真を撮っていると、通りすがりの老婦人が「これはなんですか?」と尋ねてきました。「サワシバです」と応えると、「かわいくてきれいですね」と言ってしばらく見上げていました。確かにこの下垂している果穂は印象に残ります。
6月の果穂ができたての頃の色合いは淡い緑で、夏が近づくにつれて白味を増していき、秋口になると褐色に変わります。公園にあってもよさそうな樹です。
1-R0010603(赤字)2013.6.19
真下から見上げると、果皮の一片一片の重なり具合がはっきり見えて、その面白さ、かわいさが増します。
1-072 サワシバ(赤字)2013.6.19
葉状の果苞が重なるように筒状の果穂を形成し、果穂の長さは10cm前後です。果苞の縁には不ぞろいな鋸歯があり種子は、一片一片の果苞の基部につけます。
今年の2月25日にサワシバを取り上げています。カテゴリー樹木一覧の「サワシバ」をクリックしてください。

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サワシバ

1-RIMG0002(黒字)2013.2.20
3週間程前に豊平川の河川敷で枝を採取してきて、それを花瓶に挿してあったものが開花しました。これは雄花です。3個の花が咲いたのですが全て雄花で、残念ながら、雌花は咲きませんでした。花穂の長さは3~4cmです。
1-001 サワシバ2013.2.20
雄花の拡大写真です。
1-002 サワシバ2013.2.20
雄花の1個を取り出しました。銀白色の毛は、葯の先から生えているようです。
1-012(赤字)2011.1.29
サワシバは名前のとおり、沢筋に生えるようです。この樹も豊平川沿い(藤野のオカバルシ緑地~十五島公園の間にある河川敷)に生えています。公園では、真駒内めぐみ公園に1本確認していますが、他の公園ではほとんど植えられていないようです。
1-005 サワシバ2012.2.5
果実です。
1 冬芽 ~ 新葉
1-053 サワシバ2012.4.8
冬芽です。芽鱗の一枚一枚がはっきりしていて、明褐色の紡錘形で、色も形もきれいです。大きさは1cm強です。これは雄花でしょうか?それとも雌花?
1-047 サワシバ2012.4.29
4月下旬、膨らんできています。
1-083 サワシバ2011.5.14
雄花は先端には付かないようです。そうすると、上の上の写真の冬芽は雌花ということでしょうか?
1-005 サワシバ?2011.5.18
サワシバが一番美しいのは、新葉が開くときです。平行に走る葉脈が整然としていて美しいです。若葉の中の若葉、これが若葉ですぅ!!てっ感じ、しませんか?
1-070 サワシバ2011.6.5
5月中旬ごろ、葉が出る前に花が咲いて、6月上旬には種子の形が出来上がりつつあります。小さな葉が重なるようにてぶら下がっているのは、若い花穂。その一つ一つを果苞というそうです。種子をつつむ苞です。その中に1個づつ種子が入っています。
2 名前の由来
牧野新日本植物図鑑より
サワシバは、山あいの谷間に生えるからである。
沢に多い、薪になる木というのもありました。漢字で書くと“沢柴”になるのでしょうか。
※柴とは特定の樹種をさすのでなく,山野に生えているあまり大きくない雑木やその枝をいう。どこでも容易に入手でき,燃料とすることができる木のこと。昔話で,爺が山へ柴刈りに行ったと語られるのは,燃料とする柴のことである。
3 Data
科名 カバノキ科
属名 クマシデ属
学名 Carpinus cordata
花期 5月中旬
分布 日本(本州、四国、九州)、朝鮮、中国

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