サクランボ:セイヨウミザクラ

5月始めにエゾヤマザクラが咲き始めて1ヶ月弱、ヤエザクラも最盛期が過ぎて今年の“桜の季節”も終わりに近づいてきています。そんな中、サクランボ(セイヨウミザクラ)も5月中旬に白い花を咲かせました。樹高が15mくらいありそうな大きな樹です。
064 サクランボ2012.5.20
ヨーロッパからアジア西部に野生するセイヨウミザクラは、カンカオウトウ(甘果桜桃)ともいい、高さ20mになる落葉高木である。がく弁が反転し、花弁の先がへこまないのでふつう日本でいうサクラの仲間とは違っている。ヨーロッパ各地では古くから、その甘い果実をたべるために栽培され、多数の品種が知られている。いまではアメリカ合衆国西部諸州。ドイツ、フランス、日本をじはじめ温帯地域に広く栽培されている。夏季に雨の少ない地中海性気候を好むから、日本でも山形など東北地方と北海道が栽培適地である。(世界の植物より)
020 サクランボ2013.5.25
札幌の住宅地で5月中旬に白い花を咲かせている大きな樹を見つけたら、それはサクランボ(セイヨウミザクラの可能性が高いです。プラム(花の咲く時期は早め)やナシも白い花を咲かせますが、プラムはコンパクトに樹冠がまとまり、ナシはサクランボと葉と花の色合いが違いので見分けはつきます。
020 サクランボ2013.7.6
札幌郊外の住宅地には、このようなサクランボの大きな樹を見かけます。5月中旬の花を咲かせ、それから1ヶ月半で赤い実つけます。7月上旬にサクランボの樹にはしごをかけて収穫しているのをときたま見かけます。
021 サクランボ2013.7.6
たわわに実って、枝が垂れ下がってきています。
010 サクランボ2013.7.6
我家の横のお宅にもサクランボが2本※あり、毎年、7月上旬に「ほんのおすそ分け」と言って、ざるに満杯のサクランボをいただきます。さっぱり?ほんのりとした?甘さについつい食べ過ぎてしまい、二日も経たないうちになくなってしまします。5月中下旬になると黒に近い赤色をしたアメリカ産のサクランボが出回りますが、おすそ分けのサクランボにはとうてい敵いません。
※サクランボを2本植えるのは、サクランボが他家受粉の形質を持っていて、同じ樹、同じ品種の花で受精しても実は大きく生らないため。、違う品種(ナポレオンと佐藤錦など)を1本づつ植える

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