ハウチワカエデ(その1)

 夕方の5時を過ぎると急に暗くなってきて、自転車で歩道を走っていると、対向自転車と突然ぶつかりそうになることがあります。 ランプをつけていない自転車は本当に危ないです。 この時期は夜が急にやってきます。 自転車を愛用される方はくれぐれもご用心を!  そして、秋が深まってきています。
札幌で紅葉する樹と言えば、先ず最初に浮かぶのが“ヤマモミジ(オオモミジ)”です。 次にハウチワカエデ、エゾヤマザクラ、ナナカマドです。 中低木では、ヌルデ、ヤマウルシ、ツリバナ、ニシキギ、ドウダンツツジ、オオバスノキ、 蔓ものではナツヅタ、ヤマブドウなどが浮かんできます。 その中でも、美しく紅葉するのが、やはり、なんと言っても、ヤマツツジやハウチワカエデのモミジ類です。
1-012 ハウチワカエデ 真駒内公園2014.7.27
これは、真駒内公園内にある夏場のハウチワカエデ(写真中央)です。
1-011 ハウチワカエデ2011.10.11
秋(10月中旬)にはこのように変身します。ハウチワカエデは、自然樹形が整っていて、樹がそれほど高くならない、葉形が面白く紅葉がきれいなどの理由で、公園や個人の庭でもよく見かける樹です。
燃えるほどに、吸い込まれそうなほど美しく輝くものもあれば、ぼけたような、褒めようもない紅葉にしかならない樹もあります。 そして、年によってもその美しさに違いが出てきます。 樹々によってその美しさにそれぞれに違いがあります。
そんな中で、真駒内公園にあるこの一群のハウチワカエデは他の公園のものに比べると格段に美しく紅葉します。その理由は、それらがそれぞれに深みのある紅葉で、ある程度の本数がまとまって植えられているボリューム感なのでしょうか。 しかも、年度によって、その美しさがそれほどぶれないというか、年度による差が少ないようで、毎年、安定してきれいに紅葉します。 ここの紅葉は必見です。その美しさに一瞬はっとし、そして、見入ってしまいます。
真駒内公園へ行かれる方はよくご存じだと思いますが、とりあえず、場所のご案内を。 それは、屋外競技場(アイスアリーナ)南側の園路沿いに植わっています。
1-012 ハウチワカエデ2011.10.19
1-018 ハウチワカエデ212.9.30
ハウチワカエデの種子(翼果)
1-053 ハウチワカエデ 平岸霊園2012.10.26
平岸霊園のモミジ類(ヤマツツジ?とハウチワカエデ)。樹高6~7mのヤマツツジとハウチワカエデが通路沿いに列植されています。 霊園(墓場)ということで、行かれる方は少ないと思いますが、紅葉を見るのには穴場です。
1-RIMG0001.jpg2013.4.21
公園でよく見かける株立ち状のハウチワカエデ

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