エダマメ セルトレイにタネまき

毎年、5月中旬、5月下旬、6月上旬の約10日間隔で3回、エダマメを直まきしています。 ここ数年はどうも発芽が揃わない、発芽率が悪いように思っていたのですが、特に昨夏は異常な少雨で、3回のタネまきすべてにおいて発芽率が悪く、それは2割にも満たなかったように思います。 特に、6月上中旬にまいたものはほとんど発芽しませんでした。
2~3年まえから、タネをまいた後、不織布で全体を被っています。 理由は、土の乾燥を防ぎ、発芽をそろえることと、スズメやハトによる芽出しの食害を防ぐためです。
昨夏は極端に雨が少なかったために、不織布の上からではいつまでたっても発芽しているように見えなかったので、それを取り払ってみました。 土の表面の乾燥が激しく芽が出ていない箇所が多いのですが、発芽はして根は出しいるもののそのまま枯死してしまったものや発芽してタネは膨らんものの土の乾燥でそれ以上成長できなかったものもが多かったように思います。

上述 の理由で、今年は直まきではなく、セルトレイで苗づくりをすることにしました。自宅にはトマトのタネまきに使う72穴のセルトレイしかなかったのでそれを使うことにしました。それは、エダマメのタネの大きさからするとかなり?小さめなのですが、1トレイ(1穴)に2個のタネを押し込みました。とりあえず、発芽さえしてくれればOKなのです。

以前5月中下旬に、6cmポリポットにタネをまいたことがあります。 一回目は成功、二回目は失敗しました。 ポリポットをバットに入れて鉢底から水を吸わせてから、タネをまいたのです。 一度目の成功したときは、晴天で気温も高く、窓辺から十分に日射しが入るところに置いておいた場合でした。 二度目の失敗は、曇天で日射しのない日が続いたときでした。

それで分かったのですが、ポリポットでのタネまきの場合、エダマメのタネは土壌中の水分が多いと、ある程度の温度(24~25℃以上、)がないと、タネが腐るというかとろとろに溶けてしまうようです。
それで今回は、以前とのときと同じようにセルトレイを鉢底から水をすわせたのですが、前回と違うのはセル内用土の水分を抜くために一晩置いてからタネをまきました。3回とも上手くいきました。 成功です。
2022.6.18
・72穴のセルトレイを半分に切って使用
・タネは1桝に2粒まいているが、1個しか発芽しないものが2〜3割ある
・1桝に3粒まきたいので、これより1回り大きいマス目のセルトレイがよりベター
2022.6.20
・手前のエダマメ;2回目 5月27日は種(セルトレイ)、6月6日定植
・奥のエダマメ ;1回目 5月14日は種(セトトレイ)、5月27日定植 2022.6.20
白い布(不織布)で被われた畝;3回目<その1> 6月14日(直播)、不織布の下では、ちょうど地面が割れて芽が出だしている。 
その右側の畝;<3回目その2>6月14日は種(セルトレイ)6月20日定植

北海道版の家庭菜園図書では、エダマメのは種時期は5月中旬〜6月10日頃までとなっていますが、今年は、空いた畝があるので、もう一回タネをまこうと思っています。
我家の家庭菜園では、例年5月中旬の直まきで、8月上旬から収穫できます。 は種から約70日強で収穫できます。 今年は、5月14日にセルトレイで室内で発芽させているので、7月下旬から収穫出来そうです。さらに、これらかまくタネ(6月下旬)が上手く発芽して順調に生育してくれれば、8月中旬以降は気温も低くなるので生育日数が長くなりますが、9月下旬に収穫できるかもしれません。 もし、最後のタネまきが上手くいけば、今年は約2ヵ月間ビールのおつまみとして楽しめそうです。

 

エダマメ  4月25日は種

暑い日が続いています。 札幌の7月30日の最低気温は27・4℃で、観測史上、最も高い最低気温でした。 この時期に日中の最高気温が30℃を超えるのは夏らしくて嬉しいのですが、札幌では滅多に経験できない夜温が25℃を下回らない熱帯夜は、エアコンのない我家では寝苦しい以上のものがあります。 この夜温が25℃を超える熱帯夜が札幌で3日続けてありました。 3夜連続(2夜連続でも)の熱帯夜は1961年以降初めてのことだそうです。 58年ぶりの記録のように思えますが、それ以前の記録がない?(そのような記録をとっていなかった?)ので1961年以降初めてなので、もしかして、この記録は何世紀ぶりのものかもしれません。

札幌で、今春5月にあった3日連続30℃越えや本州の近くで台風が発生したり、また、最近本州で頻繁に起こっている時間当たり100mmを越す超どしゃぶりの雨、大粒の雨が降って道路が水で溢れ、街中が真っ白になる景色をテレビで見ていると、確実に気象の振幅が大きくなってきていることをひしひしと感じます。

今投稿 エダマメの話
2019.8.1
我家の庭で採れたエダマメ

エダマメはタネをまいてから約80日で収穫できるので、我家では毎年5月中旬から10日間隔で3回タネをまいています。 収穫は8月上旬頃から8月末までです。 約1ヵ月間ビールのつまみとして楽しめるのですが、以前からこの1ヵ月が少々不満でした。 理由は夏の一番熱い盛りの7月下旬に食べられないことでした。 それで、今年は4月25日にポットにタネをまいてみました。 タネをまいてから約80日で収穫できるので、計算上では7月中旬から収穫でできることになります。 とりあえず、暑くなり始める7月20日過ぎには食べられるのではないかという思惑です。
結果は? 収穫時期は計算通り7月21日から採り始めたので首尾よく運んだのですが、収穫量が全然少ないのです。
順調に生育していたポット苗を畑に植え付けたのがタネをまいてから20日後の5月13日です。 そこまではよかったのですが、それからの生長が芳しくなく草丈も伸びず通常の株の半分くらいの大きさにしかになりませんでした。 その結果、莢数(さやの数)は少なく、3粒入っている莢も全くなく、収穫量は、5月後半にタネをまく通常ものに比べると半分以下でした。

この定植後の生長が良くなかったこと、収穫量が全くふるわなかったかったことの原因は、やはり温度が足りなかったことのようです。 エダマメは通常タネをまいてから30~40日で開花し約80日で収穫できます。 なので、室内で早くタネをまいて順調に生育したとしても、エダマメにとって畑に植えてから(5月中旬以降)の成長するために必要な温度(暖かさ)がないと、やはり十分な成長はできないので花数も少なくなり、当然のことですが収量も少なくなります。 当り前のことですが(当り前のことが分かっているようで分かっていない。 自分で体験しないと実感できない)、ハウスなどを使わない露地栽培では、適期にタネをまくしかないようです。 ちなみに、今年の5月~6月の気温は平年並みで特別に低いわけでもありませんでした。

 

 

 

エダマメ  不織布(その2)

2019.6.12
写真は6月6日にタネをまいたエダマメに、6日後の6月12日に不織布で被ったものです。 目的は、芽出し時に子葉をスズメに食べられないようにするためです。 以前使った不織布を再使用と思ったのですが長すぎるので、余っていた不織布を使ったのですが、こちらの方は少々寸足らずでした。 それで、足りない部分には防鳥テープを回しました。

2019.6.18
写真は、は種後2週間弱、12日後のものです。左から4列が不織布で被った部分、右側2列が防鳥テープを張った部分。
写真では判りずらいですが、不織布で被った部分は初生葉(本葉の前に出る葉)が開きかけているものが多いですが、防鳥テープの部分はそれが出かけです。 発芽率、発芽揃い、発芽後の成長共に、不織布で被った部分の方が幾分か成績が良いようです。 今回は、不織布をかけたのが、は種後すぐではなく6日後なので、もし、は種後すぐに不織布をかけていたら、もっとはっきりした差が出たように思います。

 

 

 

エダマメ  不織布

3年前?にエダマメの芽出し時に、ダイズのタネが膨らんで地面から顔を出し、それは黄緑色で子葉になろうとする、ちょうどその時にスズメに食害されました。 それ以降、エダマメのタネをまいたときは必ず防鳥テープを張っていました。 今年も昨年同様に防鳥テープを張ったのですが、それにも関わらず一部のエダマメがスズメに食われてしまいました。 それで、5月20日と5月25日にタネをまいた部分には不織布で被ってやりました。
2019.5.27
写真中央の白い部分が不織布で被った部分です。 風で吹き飛ばされないように、四方角と長い辺に石を置いています。
 2019.6.5
不織布を取り外したのは6月3日。 5月20日にタネをまいてから14日目です。
ここ2~3年は、エダマメのタネをまいても発芽率が悪く、1ヶ所に3粒まくのですが、3株揃うこと少なく、全く芽の出ない箇所もある状態でした。

しかし、今回不織布をかけたところは、3株揃う箇所も多く、これは不織布の効果ではないか?と思ったりしています。
その理由は、不織布を掛けることによって、土壌(畑土)の乾湿の差を少なくする(乾燥を防ぐ)ことや夜から明け方にかけての気温の低下を少しでも抑えるなど、種
子が発芽する条件を整える効果があるのではないか?と考えています。

なので、不織布には、スズメやハト、カラスなどの害鳥から守ることと発芽率、発芽揃いを良くする効果もあるようです。

2019.6.5
不織布の拡大したもの。
不織布はホーマックなどホームセンターに売っています。 私が買ったものは規格が5m×.1.8mで、価格は400~500円ほどでした。

〇  不織布
繊維を織ったり,編んだりしないで,適当な方法で,ウェブ状 (薄綿状) またはマット状に配列し,接着剤や熱処理によって,繊維相互を接合させて,シート状にしたもの。古来フェルトに代表されるが,綿,レーヨン,アセテート,ナイロン,ポリエステルなどを,用途によって,単独または混合して用いる。
(ブリタニカ国際大百科事典より抜粋)

 

 

 

エダマメ  は種

毎年、エダマメは5月15日、5月25日、6月5日の十日おきの3回に分けてタネをまいていました。
しかし、ここ3~4年の1回目の5月15日のタネまきでは、スズメに芽だし直後の子葉を食われるやら、天候のせいなのか?発芽揃いが悪く、再度まき直したりで、なかなか順調には育ってくれませんでした。 それに、5月中旬のタネまきでは早生品種を使っても収穫が8月上旬(タネをまいてから収穫まで85日~90日)になり、本当の夏の暑い盛りに食べられる期間が短いという不満もあったのです。
これら二つのことが頭にあったので、今年は4月25日にポットにタネをまいてみる
ことにしました。
2019.4.25
6cmのポリポットに2粒。 品種:はやみどり(早生タイプ)
写真左の割り箸で2~3cmの深さの穴を空けて、そこにエダマメのタネを押し込みます。
用土は、庭の畑土を約半分、それにピートモスとバーミキュライトを半分ずつ混ぜ込んでいます。
潅水は、タネをまく前に白いバットに土の入ったポリポットを入れて底面から給水させています。 そのままでは土壌中の水分が抜けないので、再度ポリポットをバットから出してポリポット内の余分な水分を抜くために、1時間程放置しています。

この時期にまけば、計算上では7月20日頃には収穫を始めることができるし、スズメ、ハト、カラスにも芽だし苗を食われることがないので一石二鳥です。 しかし、5月中旬にポット苗を畑に移し替えなければならないので、植え痛みですこし遅れるのですが、それでも7月25日頃からは食べられそうです。
今夏のビールが楽しみです。