スティックブロッコリー

2017.11.6
写真は、スティックブロッコリー。 我家では、さぁっと湯がいてマヨネーズをつけて食べます。 スティックブロッコリーの名前にはブロッコリーが付きますが、花蕾を食べるブロッコリーとは全く別物で、スティック(茎)を主に食べる野菜です。 ブロッコリーには口に入れたときに感じるあのザラザラ感がいまいちなのですが、その点、スティックブロッコリーは甘み(うまみ)もブロッコリーよりあるので、私は前者のほうが好きです。

この野菜、スーパーなどではほとんど見かけないのですが、我家の近くにあるの農協の “ とれたてっこ ” で売っているので、年に何回か買ってきます。 農協で買ってくるものやウェブページで見るスティックブロッコリーは茎は太く長さも10cm以上あって立派なのです。 しかし、我家で採れるものは、一番最初に収穫するものはある程度の大きさなのですが、その後に脇から出てくる2回目、そのまた後の3回目・・・・なるに従い茎が細くなっていきます。 写真のものは長さ4~5cmで茎も細いです。

家庭菜園でスティックブロッコリーを毎年作っています。 今年(平成29年)の栽培暦は、
・は種 ; 4月21日(7.5cmポリポット)
・定植 ; 5月11日
・収穫 ; 7月上旬~9月下旬
で、例年4月中旬にタネをまいて、5月中旬に畑に植え付けています。 そして、収穫は7月上旬から約3ヶ月ほどです。 今年は、7月に6回、8月に10回、9月5回収穫しています。 長さ5~7cmと短く茎も細いですが、10本/回程度、夫婦2人の朝食の1品です。
10月に入ると収穫はできないと思って、毎年、トマトなど他の野菜と一緒に片付けて処分していました。
2017.11.6
ところが今年はどういう訳か、このスティックブロッコリーだけ処分せずに残したのです。 どうしてこれだけ残したのか?、自分でもはっきり覚えていないのですが、 おそらく、株が元気だったので、まだ収穫できると思ったのでしょう。  しかし、 その後の10月は1回も収穫しなかったのですが、先頭の写真は、11月6日に収穫したものです。 おそらく、10月も2~3回は収穫できたのではないでしょうか?
スティックブロッコリーは低温でも成長するようで、他の野菜が収穫できなくなった後からでも、それが出来る野菜のようです。 採れる量は少ないですが、収穫期間は長く、4ヶ月(7~10月)くらい可能なようです。
2017.9.22
スティックブロッコリーの花  アブラナ科なので、菜の花と良く似ています。

それで、ウェブページなどで調べてみると、
スティックブロッコリーは、ブロッコリーと※カイランという中国野菜を掛け合わせたものだそうです。 この2種共にキャベツの仲間です。 キャベツは高原野菜とも言われ、涼しい気候に適した野菜で、生育適温は15~20℃です。 なので、スティックブロッコリーも涼しい気候に適した野菜で、北海道で漬物用に10月中下旬に収穫するキャベツと同じように、秋口になっても成長するのです。 ちなみに、我家の庭では、今(11月14日)でも写真と同じようにスティックブロッコリーの花が咲いています。
作物の生育適温に関しては、家庭菜園で代表的な野菜、トマトの生育適温は昼間25~30℃、夜間10~15℃、キュウリは昼間22~28℃、夜間17~18℃、ピーマンは20~30℃です。
ちなみに、札幌の1981~2010年までの過去30年間の各月の平均気温は
・6月  16.7℃
・7月  20.5℃
・8月  26.4℃
・9月  18.1℃
・10月 11.8℃
なので、スティックブロッコリーの生育適温15~20℃は、北国札幌の気候(気温)にピッタリの野菜のようです。

※カイランは、原産地の地中海沿岸から中国に伝わり、中国の気候風土に合わせて改良された野菜で、キャベツの仲間です。若い茎葉と花蕾を食べる野菜で、ブロッコリーの茎に似た食感が持ち味。炒め物や煮物などで利用します。 茎ブロッコリーは、このカイランとブロッコリーを交配したものです。(みんなの趣味の園芸より)