ヤーコン 開花

 2016.11.13
写真はヤーコンのいも。  昨春、園芸店からヤーコンのポット苗を購入してひと夏大きくして秋に収穫したものです。 食べ方はいろいろあるようですが、我家はとりあえずきんぴらごぼうとサラダにして食べました。
10月末の収穫時の草丈は1mほどで、花は咲いていません。 つぼみも見当たらなかったで
す。
2017.
ところが先日、いつものように、近所のお庭を見て回っていると、大きな葉を付けた草丈が2m近くある草を見つけました。 その葉は樹木のキリの葉を連想させるものでした。 2017.10.4
葉の表面が白っぽく見えます。 これは軟毛が密生していて、ふわっとした手触りです。 この植物の名前は何だろう?と思いつつ、よく見ると、 2017.10.4
ヒマワリを二回りか三回りくらい小さくしたようなかわいい花が咲いています。 花の形状からキク科であることはすぐわかります。 花梗が枝分かれして、1本の茎から5~6個の花を咲かせます。

家に帰って調べてみると、ヤーコンの花であることがわかりました。 昨年、ヤーコンを育てているのですが、全く見当がつかなかったのです。 それは、おそらく、株の大きさです。 自分が育てたものは1m前後にしかならなかったのに、今回見たものは2m前後もあり、しかも、自分が育てたヤーコンには10月に花が咲かなかったのに、ここのものは咲いています。 同じヤーコンでも全然違うのです。
それでも、その特徴的な葉からピンと来て良さそうなものですが全く反応なしで、 自分の観察眼とその記憶力に少々自信を失った次第です。

<余談1:貯蔵・越冬>
上記写真のヤーコンのイモを来年も使おうと思って、新聞紙にくるんで発砲スチロール箱に入れ、車庫(家と一体型)で保管しました。 翌春開けると、それはカビが生えて腐っているようで 全く使い物になりませんでした。 気温がマイナスになるところでは無理(枯死する)なようです。 ダリアの芋と同じで、気温がマイナスにならないでしかもそんなに上らないところ、玄関とか暖房をしていない涼しい部屋などに保管しておく必要があるようです。

<余談2:不思議な野菜>
元来作物は、自然生態系の中で自生していた野草が品種改良されて人間の都合の良いようにつくられたものです。 そのため、現在生産・販売されている野菜は、ほとんどが品種改良されたものばかりです。 しかし、2,000年以上もの間、原種のまま栽培されてきたのがヤーコン(Smallanthus  sonchifolius)です。 野草に近いためか病害虫に抵抗性を持っているため、無農薬無農薬栽培が可能です。(北の健康野菜より抜粋要約)