ラッカセイ

ラッカセイは塩ゆでするとおいしいとウェブページに書いてありました。それで、10月下旬に、畑から株を掘り上げて、ラッカセイに土がついていたので乾かそうとガレージに一旦仮置きしたのです。それをそのまま忘れてしまって、なんやかやと3週間以上放っておいてしまいました。
塩ゆでするとおいしいのは、枝豆と同じで収穫から間をおかない食べ方らしく、長期間放っておいたものは、炒って食べる、ピーナッツバターにするなどの食べ方になるようです。
それで、炒ってみました。
〇 その前に、今年の栽培履歴を書き留めておきます。
・は種日   :5月21日
・植栽間隔 :1条植えで幅は約20cm間隔
・施肥    :N:P:K=14:14:14を全面施肥(心持少なめ)
・開花始め :7月上旬?
・収穫日   :10月下旬(10月19日?)
・手入れ  :農薬散布や土寄せなどの作業は一切なし
・生育状況
003 ラッカセイ(赤字)2013.6.19 014 ラッカセイ(赤字)2013.7.13 015 ラッカセイ2013.7.13 001 ラッカセイ(赤字)2013.9.24 002 ラッカセイ(赤字)2013.10.12
種を5月21日に蒔いているのですが、その後の成長は遅く、今年のように暑い夏でも7月下旬になってやっと大きくなってきた という感じです。
〇 ラッカセイの実の生り方
003 ラッカセイ(赤字)2013.8.26
ラッカセイは、7月上中旬から葉柄基部に2~3個?の花を咲かせます。その基部からラッカセイの実が地下に生るために子房柄と呼ばれる根のようなものを1対づつ出すのですが、しかし、7月にはそのようなものを見かけませんでした。7月上中旬に咲いた花からは直ぐに子房柄は出ないようで、それが伸びて土に潜り込んでいるのに気づいたのは、お盆過ぎです。
それから2か月弱が過ぎた10月12日に試験的に掘り上げてみました。1株に20個くらいの実は生っているのですが、実が二つ入っている普通のラッカセイは少なく、小さくてまるっこい実殻にピーナッツが1個だけのラッカセイが多いのです。
002 ラッカセイ(赤字)2013.11.20
写真は、とりあえず食べられそうなラッカセイを選んで残ったのがこれだけです。栽培面積約3㎡、まいた種は15~20粒。もう少し収穫できると思ったのですが、意外以上に少なかったです。ラッカセイの生育適温を調べてみると25~27℃(原産:南アメリカの熱帯地域)。札幌の夏の平均気温(6月:17.7℃、7月:21.1℃、8月:23.1℃、9月:19.2℃)では、株が大きくなれない、生育しないのは当然です。札幌で、ラッカセイが順調に生育して普通の実を生らせるには、少し?相当?温度(暖かさ)が足りないようです。
〇 ラッカセイの食べ方
ウェブページで調べると、
「フライパンで炒る時と同じように、天日で1週間くらい干して、振るとカラカラと音がするようになった落花生の殻を取り、中身を出します。電子レンジの中に、落花生を一列に並べて入れます。3分加熱して、そのまま冷めるのを待ちます。人肌程度に冷めたら、更に2分加熱してください(加熱→冷ます→加熱がポイントです)。」
と書いてあり、フライパンではなく電子レンジでの調理?を選びました。
003 ラッカセイ(赤字)2013.11.20
ラッカセイの殻から中身を取り出すと、皺のある小さなピーナッツが多く、店頭で売っている丸々と太った実はほとんどないのです。5月末に畑に15~20粒の種をまいて、10月末に収穫するまで約5ヶ月かけて収穫できた量がこれだけです。それもまともなピーナッツは10~20粒です。
それでも、上記レシピに従って電子レンジで炒ってみました。飛びぬけて美味しいわけでもありませんが、市販のものより香ばしくて美味しかったです。
食べ切れなくて、ピーナッツバターを作らなければならないくらい収穫したかったのですが、それは夢のまた夢で、皿の上の香ばしいピーナッツは15分もしないうちに無くなってしまいました。