エゾエンゴサク  三笠緑地

南区の定山渓に三笠緑地という公園があります。 夏はパークゴルフができ、冬はスキーが楽しめます。 スキーと言ってもリフトはなく、ただ緩い斜面があるだけで、幼児・小学校低学年向きのスキー場です(採暖ができる休憩施設はある)。 そこに生えているエゾエンゴサクです。 正確に言うとパークゴルフができる公園の敷地ではなく、スキーゲレンデを保つために毎年草刈を行っているいる山側の斜面部分です。
  
2010.5.13
エゾエンゴサクはカタクリと同じ時期に花を咲かせます。 自然林やその縁などに生えていて札幌では身近な植物ですが、この写真のように群落を形成してきれいに咲いているのを見たのは、ここ三笠緑地だけです。 写真を撮ったのが10年近く前なので、最近の状況は判りません。

2010.5.13
高さは10~20cm。 葉は楕円形の小葉3枚からなる。 花期は4~5月で、茎の上部に総状花序の濃い青紫色の花を咲かせる。水色や薄紫や白色の花を咲かせるものや、花弁の先だけピンクないし赤紫色のものや、葉が細長い個体もある。
和名は、蝦夷に生えることと、地中の塊茎が漢方薬の「延胡索」に似ていることから付けられた。春先に花を咲かせ、落葉広葉樹林の若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなり、その後は翌春まで地中の地下茎で過ごすスプリング・エフェメラル(春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称)の一種。
(ウィキペディアより)