シオン なつかしい喫茶店の名前

なんやかんやと忙しくて、それに、ブログを長く中断すると、
元の状態に戻れなくて、1ヶ月ほどブログを休んでしまいました。
やっと落ち着いて、ブログにも頭が回るようになりました。

東区にある‘’さとランド”に行ってきました。
宿根草を集めた花壇にシオンがきれいに咲いていました。
シオン2015.9.16
シオンの後方に咲いている濃いピンクの花はミソハギ、右側の銀箔色の草はアサギリソウ。
シオン後方左側に立っている樹はナナカマド。 紅葉がはじまっています。

シオン2015.9.16
この花を見ると思い出すのが、郷里の喫茶店の名前、“紫苑”です。 シオンの漢字名もたしかこれと同じだったと思います。
その喫茶店は特別においしいコーヒーを飲ませてくれるとか、落ち着いたゴージャスな雰囲気があるわけでもなく、片田舎にある普通のありふれ喫茶店です。 高校を卒業して、1年に2~3回帰る、お盆とお正月に気のあった友達と会う場所だったからです。 たまたま、その喫茶店は駅前近くにあり、みんなが集まりやすい場所だけのことです。
それでも、未だにその名前を忘れないのは、その喫茶店で久しぶりに会う仲間と交わした会話やその場の雰囲気を思い出すからです。 遠い昔のなつかしい記憶(思い出)が蘇ってきます。

シオン.2015.9
札幌の各家庭の庭先に見る秋の花といえば、シュウメイギクが多いのですが、シオンらしき花もたまに見かけます。
ここサトランドのシオンはこじんまりとコンパクトにまとまっていて、草丈が30~50cm程度とそれほど大きくなりませんが、普段見かけるシオンはもう少し高くなるようです。

シオンの近くに、ミケルマスデージーという聞きなれない名前の花が咲いていました。
ミケルマスデージー2015.9.16
最初見たときは、花の大きさから道端でよく見かける “ヒメジョオン” を思い浮かべました。 草丈は30~40cmで、花の大きさは2cm前後と小さいのですが、蕾がびっしりとついています。
ミケルマスデージー
2015.9.16
ミケルマスデージーを調べてみると、“花データ”の説明が一番解りやすいので載せておきます。
ユウゼンギクのわい性種。
宿根アスターの種類のひとつで紫苑や孔雀草の仲間です。

ユウゼンギクの学名はAster.novi-belgii で、シオン(紫苑)はAster.tataricus で、孔雀草は、Aster.pilosusです。
ので、シオンもミケルマスデージーもユウゼンギクも同じ仲間(Aster属)です。
さらに、Aster属の和名の呼び名はシオン属で、この属を宿根アスター(越冬する種類)と読んでいます。
さらにさらに、「アスター」の名で市販されている切花は、別属のCallistephusの一年草だそうです。
本当にややこしいですね。

追記:10月9日
シオン 中島公園
2015.10.7  中島公園  草丈は1.5~2m