シナガワハギ 空き地を覆う

 

シナガワハギ
2015.7.12  豊平川河川敷  右側中段に見える青色の橋は南22条大橋
この時期、道路の植樹帯や空き地でよく見るのが “シナガワハギ” 。 空き地では写真のように群落をつくっています。
シナガワハギ
2011.6.28 植樹枡をはみ出して花を咲かせているシナガワハギ
シナガワハギ
2015.7,10
茎は地際でよく分枝して、草丈は50cm~120・30cmくらいなります。
シナガワハギ
2011.6.26  マメ科シナガワハギ属  白花もあります。

シナガワハギは、アジア大陸原産で、海岸や造成地で群落つくっている1年生の帰化植物です。 葉は3小葉で、葉縁に浅い鋸歯があります。 葉にはクマリンが含まれ、乾燥させると桜餅に似た香りがします。 この花は※メリロートの名でハーブとして利用されます。 また、この花は、ハチミツの蜜源として利用されています。
(雑草や野草がよーくわかる本)

※ メリロートはヨーロッパからアジアにかけて自生する植物で、日本名は”西洋エビラハギ”といいます。別名”スイートクローバー”とも呼ばれ、甘い香りが特徴のマメ科のハーブです。
メリロートの歴史は古く、薬として頭痛や消化不良の改善、体のむくみ解消などに、利用されてきました。また、それ以外にも料理のスパイスとして、食用にも使われていました。