シラー 

この時期(5月下旬頃)に住宅街を歩くと、個人の庭先に、ヒヤシンスに似た花を見かけます。
「まだ、咲いてるの?」と思いながらよく見ると、花冠が筒状でないのですぐ分かります。
シラー 2016.5.30
シラー ヒスパニカ(Scilla.hispanica)、または、シラー カンパニュラータ(S.campanurata)。 南ヨーロッパの針葉樹林に原生し、鱗茎(球根)は卵形で5cmになる。 葉は5~6個で細長く長さ45cm。 花は、直立した高さ20~50cmの花茎に円状鐘形の花を10~30個、総状花序につける。 花色は青色~淡紅紫色で5~6月咲く(園芸植物大辞典)。
写真のシラーは、数個の球根をまとめて植えて一株のように見せています。

シラー 2016.5.30
近づいて、1個1個の花を見ると、花弁の先が外側にカール状にクルッと反転して下向きに咲く姿、釣り鐘状の花が可愛い。

シラー 2016.5.30
上から撮るとこのように見えます。

 

シラー 2011.6.18
滝野すずらん公園
斜面に群落を形成しているように見える。  ヨーロッパの原生地ではこのように生えているのでしょうか?