ヤマガラシ(ハルザキヤマガラシ)

ハルザキヤマガラシ? セイヨウヤマガラシ 2016.5.24
豊平川河川敷(南22条大橋上流右岸=南22条大橋とミュンヘン大橋間の豊平区側)
写真中断に、丸い黄色の野草が点々と河川敷に散らばっています。 この時期、河川敷で見
かけます。
ヤマガラシ ハルザキヤマガラシ セイヨウヤマガラシ.0 2016.5.24
空き地や住宅と住宅の間、隙間にもよく生えています。ハルザキヤマガラシ 2011.6.5
草丈は50~60cmで、色が鮮やかな黄色なので菜の花を連想します。
調べてみると、名前は “ヤマガラシ(ヤルザキヤマガラシ)” のようです。ヤマガラシ 2016.5.24
ヤマガラシ(ハルザキヤマガラシ):高さ50cmほどになる多年草で無毛/葉は羽状全裂し、頂裂片が特別大きく、根出葉には柄があり、茎葉の基部は耳状となって茎を抱く。 花径は約5mm。  開花時期は、5月~7月上旬。 道端、空地、河川敷などにしばしば群生。 原産地はヨーロッパ。
ヤマガラシ?2016.5.21

〇 ヤマガラシとハルザキヤマガラシ(フユガラシ、セイヨウヤマガラシ)の違い
原産地 : ヤマガラシは日本で、山地の谷沿いや岩地、ハルザキヤマガラシはヨーロッパ
開花時期 : ヤマガラシは、5月~7月上旬、ハルザキヤマガラシは6月~7月

<余談※南22条大橋上流右岸の場所(位置)>  
橋の上に立って下流に向き、右側を右岸堤防 左側を左岸堤防と呼びます。 南22条大橋上流右岸の意味は、南22条大橋からその上流にあるミュンヘン大橋の間の区間の堤防及び河川敷、豊平区側を指します。

ちなみに、河川管理者や河川の専門家が使う用語に、“堤内”、“堤外” という呼び方がありますが、 どちらが堤内で、どちらが堤外と思いますか?
答えは、市街地や農耕地など堤防で守られているほうが堤内で、水の流れる川の方が堤外となります。
ものの本によると、これは堤防が造られる経緯から来たもので、
低地を開発していくとき、家を建てるときは浸水にあわないように少し高い土地に、それより低い土地が農耕地として開墾される。 それが拡がって大雨が降ると水害も頻繁に起こるようになるので、その周りを堤防で囲むことになる。 最初は掻き寄せ堤防と呼ばれる小さい堤防が、次第にそれが大きく長く伸びて集落を囲むようになる。 これが囲堤とか輪中堤(ワジュウテイ)と呼ばれるものである。 この輪中堤がいくつもつながって、いつしか川沿いの連続大堤防に発達した、ということで、住居や農耕地のあるほうが “堤内” と呼ばれるそうです。