エダマメ 発芽(その2)

この写真は、5月14日にタネをまいたエダマメの発芽できなかったタネ。
2026.6.5
エダマメのタネをまいてから22日が経過。
種子は水を吸って膨らみ、胚という部分から根を出します。写真のエダマメのタネは、ちょうど発根して主根から細根が出て来たところです。
エダマメの発芽適温は、25~30℃で、最低でも15℃の温度が必要で、札幌では、5月下旬~6月上中旬が適期と言われています。15℃前後の温度でタネをまくと、、発芽まで10日以上かかるようです。
今年の5月14日にタネをまいたエダマメの発芽状況(6月6日現在)は、
・タネをまいてから10日(5月24日)では、保温と保湿のために不織布をかけているので、発芽状況は分かりにくいが、おそらく、子葉が土から顔を出すころ。
・5月末になって、発芽がそろってきた
・6月5日時点で、初生葉から本葉が出てきている状況
・個々の発芽のばらつきが大きく、発芽揃いの判定が難しい
・発芽率は例年に比べると良かった
・しかし、発芽しないタネもある。上の写真はその一つ。

以上が5月14日にタネをまいたエダマメの発芽状況(6月6日)です。順調に発根・発芽しているものは本葉まで生育しているのですが、写真のタネは発根はしているものの、そこで生育が止まって発芽ができていません。

🔵 この原因調べてみると、以下の可能性があることが分かりました
① タネの深植え;1~1.5cmと種子の大きさの割に深さは浅植え。 深植えは発芽の障害になる
② 地温が低く、胚軸が腐敗した(根は低温でもゆっくり伸びるが、胚軸は低温に弱く、腐りやすい)
③ 粘土質の畑土で、それが重く表面が固まって芽がでない
①~③の内、最も可能性が高いのがのようです。
エダマメの種子内部の様子(この画像は、タキイ種苗さんからお借りしました)。
ダイズのタネが吸水して膨らみ、胚芽の下部から幼根を、上部から幼芽を出すが、幼芽側の細胞は寒さ弱く、しかも、地上部へと伸びるので寒さを受けやすい。一方、幼根は地下に伸び、地温が一定していることもあり寒さの害を受けにくい。

🔵 エダマメが発根しても発芽しなかった理由
5月14日にタネをまいたエダマメは23日も経っているのですが、新根だけ残って新芽が出ていないのは、5月中下旬の寒さが胚芽の上部、幼芽が出てくる部分を枯死させたようです。

エダマメの発芽適温は15℃以上なので、札幌では5月中旬にエダマメのタネまきをすることは、いつもこの寒さのリスクがあるのです。

⇒ エダマメ 発芽

今年も5月14日に続き2回目の6月1日にエダマメのタネをまいています。札幌の6月上旬の平均気温は15℃を少し超える程度なので、やはり、5月中旬同様に低温リスクが残ります。
5月14日のエダマメのタネまきは、ここ数年の内では発芽率は良好な方ですが、それでも、発芽しないタネが3割程度あります。
6月1日のタネまきは、低温に加えて乾燥のリスクが5月よりも増します。タネをまく前日にしっかり潅水をして畑土に水分を十分沁み込ませたつもりですが、やはり雨には適いません。
何日も雨が降らないときは、水道水で潅水してもいいのですが、水道水の水温は10℃前後ととても冷たいので、それが発芽に悪影響を与えるのではないか?と考えると、やはり躊躇してしまいます。

エダマメは大豆の未熟果で、大豆は畑作物です。畑作物は、園芸作物(野菜、果樹、花き)と違って、広い面積で大量に育てる作物です。タネをまいてから潅水をするような育て方をする作物ではないと思っているので、適期に、天候を見ながら(雨の降る時期)タネをまく、そして、発芽を待つ、これしかないと思っているのですが・・・。

 

 

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