樹まぐれ日記

札幌の今

札幌は、今週水曜日から今日日曜日まで5日間“ヨサコイソーラン祭”です。大通公園を中心に都心部を歩くと、車のスピーカーから流れるヨサコイソーランの音楽と踊り手の掛け声が街のあちらこちらから聞こえてきます。近づくと、ビートの利いたリズムが体の中心部にジンジンズンズンと響き、ソーレイッ、エイッヤァーと叫ぶ踊り手の掛け声に、心と体が祭りに引き込まれていきます。
        

5月中旬まで寒い日が続いていたのですが、6月上旬ちょうどヨサコイソーランが始まった頃から晴天の日が続き気温も上がって、北海道らしい透きとおるような青空とさわやかな風が体をすり抜ける季節になりました。半年近い厳しい冬を乗り越えて初めて、この何と表現していいかわからなくらいすばらしい6月を迎えることができるのです。北海道の、札幌の季節がやってきました。やっと待ちに待った季節がやってきました。
樹々の花々も全開です。朱色が眩しいヤマツツジやレンゲツツジ、白色では、ナナカマド、アズキナシ、ミズキ、エゾノコリンゴ、ズミ、赤・桃色では、シャクナゲ、ボケ、ベニバナトチノキ、ボタン、フジなどなどなど数え切れない花々が街中を咲き争っています。
1-013(赤字)2013.5.31 大通西2丁目
中央の白とピンクの花はライラック。白い樹肌はプラタナス。
2013.5.31 ライラック
2013.6.8 エゾノコリンゴ。 この近縁種のズミも満開
2013.6.8 ツツジ類
朱色はヤマツツジとレンゲツツジ(カバ)。ヤマツツジが5月下旬に咲き始め、レンゲツツジが6月上旬頃に続きます(ヤマツツジは終わりに近い)。ピンクはヨドガワツツジ。ヨドガワツツジの手前少し紫がかった白はキシツツジで、品種名“ワカサギ”。中央白は西洋シャクナゲ。
2013.6.8
ボタンの花も満開。
2013.6.8
ミズキ。枝を水平に拡げるミズキの特徴がよくわかります。


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