樹まぐれ日記

脱皮する樹:プラタナス

044 プラタナス2012.7.28
この時期になると、街路樹プラタナスの樹皮が樹幹から剥がれているのを見かけます。昆虫の脱皮を連想します。
この脱皮に気づくのは毎年ではなく数年に一度で、そして、その年は暑い夏のような気がします。しかし、樹木の生理からすると、毎年、どこかのプラタナスで脱皮は行われているのですが、気づかないだけなのでしょうね。暑い年に多いのはなぜなのでしょうか?、
2012.7.28
脱皮後のプラタナスの樹幹です。ベージュ色の部分が脱皮後間もないところで、白っぽいところは、もう少し時間が経っているのでしょうか?
樹皮には、プラタナスのように剥げ落ちるタイプのほかに、シラカバのように薄膜が剥がれていくタイプ、キハダのようにコルク質の樹皮を厚く覆うタイプ、多くの樹木で見られる樹皮の表面が裂けて若いときの平滑さを失い成熟した樹のゴツゴツとした樹皮に変わるものなどがあります。
プラタナスの樹皮が剥がれ落ちるのは、樹皮に寄生する害虫への防御措置なっているといわれています。また、街路樹のプラタナスが都市の中で長生きできるのは、汚染物質(自動車などの廃棄ガス)で詰まった皮目が定期的に取り除かれることも大きな要素の一つであると言われています。
*皮目:樹木の根、幹、枝にあり、空気(酸素)の取り入れ口。
下の写真は、エゾヤマザクラの皮目です。
2011.7.15
余談ですが、サクラの皮目って、人間の唇に似ていると思いませんか?


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