パセリ 2年草

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毎春、園芸店でパセリ苗を購入し畑に植えて、一夏料理に利用しています。 翌春、畑起こしのときにパセリの葉が青々としていても掘り起こして投げていました。
しかし、一昨年の春に、
「パセリを植えて2年目の春に掘り起こさないで、そのままにしておくとどうなるだろう?」と思い立ち、パセリがどのように成長するか?様子を見ることにしました。 それが昨年の以下のブログです。

⇒ パセリ開花  二年草?多年草?

⇒ 2年草?多年草?(その2) 

そして、今春そのパセリが3年目を迎えました。 パセリは2年草なので、2年目に花を咲かせ種子をつけて枯れるのですが、短命な宿根草の株もなることもあるとのことなので、3年目の春も掘り起こさないで、そのままにしておきました。 それが下の写真です。
2024.5.2
見た通り、パセリは完全に枯れてしまっています。 地下に生き乗っている茎から新芽が出ているか?と少し掘ってみたのですが、全くその気配はありませんでした。 我家で植えたパセリはやはり2年草でした。
このことをある方に話をしたら、
「もし、3年目に新芽が出てくるようにしたいのなら、その前年の2年目に花を咲かせない、タネをつけさせないようにすれば、根に養分を貯められるので、3年目に新芽が出る可能性があるのではないか?」
というのです。
この意見は、「それらしく」思えたので、
今春植えるパセリは来年(2年目)の7月に上がってくる花を取り除いて、株を充実させようと思っています。

<余談>
2年草は、タネをまいたその年は茎葉と根を成長させるだけで、開花は翌年の春から夏に、そして、その年に実をつけて枯れる植物です。
ちなみに、年中料理に使われるキャベツやハクサイ、ダイコンは2年草です。 これらの野菜は春から夏にタネをまき、その年に収穫するので通常は花を見ることはできませんが、そのまま収穫しないで越冬させると、翌春にアブラナ科特有の十字の花を咲かせます。

 

 

 

 

カノコユリ(その2) ポット苗 

園芸店で9cmポリポットに植えられたユリを見つけました。
2024.4.26
新芽の大きさは5~7cm程です。 鮮やかな赤色の新芽ですが 球根の種類は分かりません。 ラベルを見ると黄色の花が咲くようです。 2024.4.26
これは上の写真を拡大したものです。
新芽の基部に白色で半透明な、何か得体の知れない、茎から少し突き出たものが見えます。 これが上根です。
直径が4~5cmある球根を9cmポリポットに植えたため、球根の先端とポリポットの土の表面までの深さが十分に取れなかったために、上値が見えてしまったのです。
このポット苗で、新根を露出したまま庭に植えてしまうと、あまり成長しない?、花も小さなものしか咲かないのではないでしょうか? このポット苗を植える場合、土の上面と新根までの間は少なくとも5cmの深さで、上根が十分に伸びる領域という範囲が必要です

セル
⇒ カノコユリ 

カノコユリ

4月17日にカノコユリの球根を2個いただきました。 それを4月20日にそれぞれ1個ずつ鉢と畑に植え付けました。

2024.4.20
写真はカノコユリを10号鉢?に植え付けたもの。
2024.4.20
植え付ける前の球根の姿。 ユリはチューリップやヒヤシンスと同じ秋植え球根なので、春に掘り上げると、このように新芽が長く伸びています。 茎の長さは10cm程です。 地上に出ている部分は新芽の茎の1/3で、2/3は地下にあります。
球根の下に根が伸びていますが、これを下根と言います。
下根があるなら上根はどこにあるのか? と言うと、下の写真の赤丸で囲った部分にあります。
2024.4.20
これは上の写真を拡大したものです。
地下にある新芽が伸びた茎の2か所から根の赤ちゃん、白いつぶつぶが茎を1周しています。 これが上根です。 この上根が伸びて、水分や窒素やリン酸などの栄養分を吸収します。 それでは下根の役割は? 本体を支える支持根と参考図書には書かれています。
なので、ユリの球根を植えるときは、この上根が十分張れる深さに、一般的には球根の3倍の深さに植えろと、言われています。

<カノコユリ>
カノコユリ(鹿の子百合)は日本、中国、台湾に自生。 日本では九州(薩摩半島~長崎県沿岸)、四国の山間部に自生しています。 この花は昔から観賞用に栽培されていて、和名のカノコユリは、花弁に鹿の子の班点模様があることからきています。
iカノコユリの鱗形はユリ根として茶碗蒸しなどに利用され、その他に滋養構想、利尿、解熱などの効能があるようです。

カノコユリ ⇒ pino blog https://pino330.com/archives/37344#自生するカノコユリ(鹿の子百合)
写真はpino blogさんよりお借りしています。

 

春の訪れ2024(その2)

2024.4.14
豊平公園の野草園に咲いています。 春先に最も早く咲く花の一つ、フクジュソウです。
2024.4.14
昨秋降り積もった落葉の絨毯から黄色のかわいい花を覗かせています。2015.4.22
それが2~3週間後の4月下旬~5月上旬になると、写真のようにカタクリやエゾエンゴサクなそ早春の花に被われてしまします。 フクジュソウはその頃には花も終わり、タネを作り始めています。
2024.4.14
野草園の別の区画では、カタクリの花も咲き始めています。
2024.4.14
写真はショウジョウバカマ。ムラサキの花が葉の下から顔を覗かせています。

2024.4.14
ヒュウガミズキ
地下鉄豊平公園駅の2番出口を出て直ぐ、豊平公園緑のセンターに行く途中左側に咲
いています。
⇒ ヒュウガミズキ  生垣

2024.4.14
ヤチダモの並木(列植)
豊平公園の前身は国の林業試験場で、現在、豊平区西岡にある森林総合研究所北海道支所です。
ヤチダモの芽出しは5月中旬以降で比較的遅いので、その並木の下には春先に太陽が欲しいチューリップやムスカリなどの球根類やクリスマスロースが植えられています。
⇒ 豊平公園

春の訪れ2024

昨日(2024.4.8)は春らしい本当にいい天気でした。 札幌の最高気温が20℃を超えたと思ったら、今日(2024.4.9)は日中の最高気温が5℃を下回る3月中旬に逆戻りしました。 防寒用の耳当てかニット帽を被らないと耳が痛かったです。
季節が春と冬を行ったり来たりしています。

気温が20℃近くまで上がった4月7日に豊平公園を散策しました。
2024.4.7
シラカバの林床の雪もほとんど融けてきました。2024.4.7
写真はハルニレのつぼみ。 開花は4月中下旬。 もう少しです。

⇒ ハルニレ(その1):ハルニレの花

2024.4.7
クリスマスローズは雪の中で咲いているのを見かけます。
豊平公園バラ園の北側、ヤチダモの並木の下に植えられています。

2024.4.7
スノードロップ。 ヤチダモの並木(東側)の下に咲いています。
⇒ スノードロップ(雪の雫) 

2024.4.7
写真はバラの枝。 バラの芽出しは早く、こもで冬囲いをしていると、その中で新芽が動き出しています。