樹まぐれ日記

アメリカハナノキ(その2)

1-060 アメリカハナノキ 北大
2012.11.11
今年の4月7日のブログで、南区澄川の精進川公園に植えられているアメリカハナノキを紹介しました。鮮やかな朱橙色の紅葉が見事でした。
今回は、北大構内に植えられているアメリカハナノキです。精進川公園のに比べると赤味が濃いようです。

2012.11.11
日本には、ヤマモミジやハウチワカエデ、ナナカマド、ドウダツツジなど紅葉のきれいな樹木が多いのですが、外国産では、サトウカエデとこのアメリカハナノキが双璧ではないでしょうか。
日本産のヤマモミジやハウチワカエデの深紅の紅葉は、それに見入ってしまうような、引き込まれそうな美しさ・鮮やかさを感じるのですが、一方、アメリカハナノキは、樹形からくる部分とその朱橙色が、ぱぁーっと明るく拡がるような鮮やかさ・美しさを感じさせるようです。

2012.11.11
このアメリカハナノキは街路樹としても使われています。これは中央区北2条西9丁目(西9丁目線)の街路樹アメリカハナノキです。写真を見て、「意外ときれいに撮れてる」と思ったほどで、現場ではこれの3割減ぐらいでしょうか。この樹特有の鮮やかな赤橙色が全くと言っていいほど出ていません。昨年も見ていますが、今年と同様です。
街路樹は、定期的な剪定、土壌環境が厳しいこと、車の廃棄ガスなど街路樹特有のストレスが多く、他の種類の街路樹を見ても、落葉時の葉の色は往々にして色あせたものが多く、このアメリカハナノキに限ったことではありません。その意味で、とりあえずこれくらい紅葉するのだから「良し」とするかどうかは意見の分かれるところです。


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