樹まぐれ日記

ドウダンツツジ 紅葉

豊平川沿いに連なる山々の紅葉も終わりに近づき、カツラやイタヤカエデ、シラカバなどほとんど葉を落とし、残るのはミズナラの褐葉とカラマツの黄葉です。 山肌は冬枯れの様相を呈してきました。 一方、街中に目を移すと、ビルディングの外構、公園や個人の庭で見られる生垣やきれいに刈り込まれた株物など、ドウダンツツジの朱色がかった紅葉が俄然目立ってきます。 ドウダンツツジの紅葉は少し遅め(赤い葉が長くついている、なかなか落葉しない)で、冬の寒さが身に沁みるこの時期から、その美しさが際立ちます。
石山緑地
2015.11.3  石山緑地
ドウダンツツジに挟まれているのは、リュウキュウツツジ。 園路左側の株物はヨドガワツツジ。


2015.11.3  ドウダンツツジの群植  豊平川河川敷 藻岩上の橋下流方向


2015.10.31  玄関前の四角く刈り込まれたドウダンツツジ  通路と門には石山軟石が使われている。

<余談>

2015.11.3
これは、我家の庭にあるドウダンツツジです。 植えて25年以上経っています。 植えたころからこの色で、どす黒い赤でお世辞にもきれいとは言えません(写真では茶褐色に見えるが、これは種子とその花軸が黄緑色で、それがたくさん生っているためにこのような色に見える)。10年以上前になりますが、植え替えたら少しはきれいな紅葉に変わるかと思い、ピートモスを多めに入れて今の場所に移しました。 しかし、さっぱりです。 元々持った性質は、土壌を改良するくらいでは変わらないようです。 「目黒のサンマ」ではないですが、教訓、「ドウダンツツジの入手は、秋に限る」のようです。

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