樹まぐれ日記

ハクウンボク:乳白色の白が美しい

よさこいソーラン祭が始まった6月5日頃から晴れた暖かい日が多くなり、我家の家庭菜園のキュウリやトマトなどもグングンと大きくなっています。
週末恒例の自転車による樹木観察で滝野すずらん公園へ行ってきました。道路沿いのニセアカシアは白い花房を垂れ始めています。山の斜面にところどころミズキ、ホオノキの花が咲いています。滝野すずらん公園では、シウリザクラが樹冠一杯に白い穂を拡げています。5月中旬に芽吹いた多くの樹木が、今、次々に花を咲かせています。
1-022 ハクウンボク(赤字)2013.6.16  南区真駒内曙公園
ハクウンボクは、枝先に20~30個ほどの白い花を鎖状に少し垂れ下がるように咲かせます。この樹は普段よく見ているのですが、このように樹冠一杯に花を咲かせているのを見るのは初めてです。樹高約8m、目通幹径25cm前後。
左下の赤茶けたイチイの枯れ木が目障りですね。
2013.6.16
白い花が樹冠全体に群がって咲く様を白雲に見立てて“白雲木”と名付けられたようです。
2013.6.16
1個1個の花の形は同属のエゴノキとそっくりです。(ただし、エゴノキは、鈴なり、鎖状に咲くのではなく、枝に1個1個が垂れ下がるように咲きます。)
2013.6.16
花の大きさは、2cmくらいでしょうか?それが総状花序となって鈴なり?鎖状になって咲きます。
2011.5.14
5月中旬 芽吹き
2012.5.6
5月上旬 芽吹き~新葉へ
2011.5.22
5月下旬 展葉 同時に花芽も膨らんできます。
2011.5.25
2011.6.11
6月開花
2013.6.16 平岡樹芸センター
樹高4m強、定期的に剪定されているようですが、このようにきれいに咲くようです。ハクウンボクの花の咲き方が上手に出ています。
2013.5.26
ハクウンボクの樹肌は一目見てわかります。その特徴は、黒くて滑らかです。その材は表面の黒とは対照的に淡い白黄色、緻密で、ろくろをまわしながら木をくり抜き、お椀やお盆などを作るろくろ細工に使われるそうです。


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