ハクウンボク(その2):冬芽

RIMG0021 ハクウンボク2013.1.5
ハクウンボクの葉は年が明けても樹に残っているものがあります。(写真のピントがずれて申し訳ないです)
RIMG0019 ハクウンボク2013.1.5
白くて細い毛に包まれているところが葉柄基部で、その中に冬芽があります。その葉を葉柄基部から丁寧に抜き取ると、
RIMG0022 ハクウンボク2013.1.5
このようにかわいい冬芽が出てきます。
ハクンボクの冬芽は、葉柄の基部に包まれ落葉するまで見えません。
冬芽は、ほぼ2/5のらせん生であり、楕円状卵形で、長さ5~8mm、黒緑色ないし暗い黄緑色をし、密軟毛がはえ、裸出する。(落葉広葉樹図譜)
041 ハクウンボク2012.10.7
042 ハックウンボク2012.10.7
044 ハクウンボク2012.10.7
022 ハクウンボク2011.3.20
実が落ちてしまったあとの実殻

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ハクウンボク:乳白色の白が美しい

よさこいソーラン祭が始まった6月5日頃から晴れた暖かい日が多くなり、我家の家庭菜園のキュウリやトマトなどもグングンと大きくなっています。
週末恒例の自転車による樹木観察で滝野すずらん公園へ行ってきました。道路沿いのニセアカシアは白い花房を垂れ始めています。山の斜面にところどころミズキ、ホオノキの花が咲いています。滝野すずらん公園では、シウリザクラが樹冠一杯に白い穂を拡げています。5月中旬に芽吹いた多くの樹木が、今、次々に花を咲かせています。
1-022 ハクウンボク(赤字)2013.6.16  南区真駒内曙公園
ハクウンボクは、枝先に20~30個ほどの白い花を鎖状に少し垂れ下がるように咲かせます。この樹は普段よく見ているのですが、このように樹冠一杯に花を咲かせているのを見るのは初めてです。樹高約8m、目通幹径25cm前後。
左下の赤茶けたイチイの枯れ木が目障りですね。
1-018 ハクウンボク(赤字)2013.6.16
白い花が樹冠全体に群がって咲く様を白雲に見立てて“白雲木”と名付けられたようです。
1-019 ハクウンボク(赤字)2013.6.16
1個1個の花の形は同属のエゴノキとそっくりです。(ただし、エゴノキは、鈴なり、鎖状に咲くのではなく、枝に1個1個が垂れ下がるように咲きます。)
1-020 ハクウンボク(赤字)2013.6.16
花の大きさは、2cmくらいでしょうか?それが総状花序となって鈴なり?鎖状になって咲きます。
1-088 ハクウンボク(赤字)2011.5.14
5月中旬 芽吹き
1-098  ハクウンボク2012.5.6
5月上旬 芽吹き~新葉へ
1-064 ハクウンボク(赤字)2011.5.22
5月下旬 展葉 同時に花芽も膨らんできます。
1-021 ハクウンボク 曙公園(赤字)2011.5.25
1-237 ハクウンボウ(赤字)2011.6.11
6月開花
1-R0010770-001.jpg2013.6.16 平岡樹芸センター
樹高4m強、定期的に剪定されているようですが、このようにきれいに咲くようです。ハクウンボクの花の咲き方が上手に出ています。
1-R0010348(赤字)2013.5.26
ハクウンボクの樹肌は一目見てわかります。その特徴は、黒くて滑らかです。その材は表面の黒とは対照的に淡い白黄色、緻密で、ろくろをまわしながら木をくり抜き、お椀やお盆などを作るろくろ細工に使われるそうです。

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