樹まぐれ日記

新葉から新緑へ(その2):定山渓温泉

小用で定山渓温泉まで行ってきました(5月28日)。温泉につかったわけではありません。
定山渓温泉は札幌の中心部から西へ約25kmほど離れたところにあり、札幌の奥座敷と呼ばれています。同温泉は豊平川の支流薄別川沿いに宿泊施設やホテルなど温泉街が拡がっています。
当地は支笏・洞爺国立公園の区域に入り、周囲を山々に囲まれていて、春の鮮緑、夏の深緑、秋の黄葉、冬の雪山とその時々にそれぞれの美しさ、鮮やかさを見せてくれます。
1-014(akaji).jpg2013.5.28
先週末から気温が上がり、山々は一気に新芽を吹いたようです。市街地周辺の山々は、最初、ヤナギ類やイタヤカエデなどが芽吹き、しばらく間をおいてからミズナラなどが続くため、山肌は鮮緑と褐色の斑模様になります。しかし、ここでは、サクラもイタヤカエデもミズナラも多くの樹木があまり時間を置かないで一斉に芽吹いて花を咲かせたり新葉になるため、新緑の鮮やかさやとその色合いの美しさは市街地周辺の山々に比べてより一層強くなるようです。そのように感じます。秋の黄葉は当然に美しく鮮やかなのですが、春の新緑も、幾分柔らかいパステル調の色合いはそれに負けないくらい美しいです。残念なのは、透き通った水の流れる渓流沿いに生えてる樹木をカメラに収めたかったのですが、この赤茶けた川です。上流のどこかで工事を行っているのでしょうか、がっかりと言うか残念な気分です。
2013.5.28
2013.5.28
豊平川沿いの山々には、イタヤカエデとアカイタヤがとにかく多いように思います。5月中旬に国道230号線を車で走ると、藤野を通り抜け簾舞を過ぎた辺りから道路沿いに生えているイタヤカエデの黄色い花をよく見かけます。


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