樹まぐれ日記

ミズキ(その3) この時期に樹が丸裸

真駒内公園の園路を自転車で走っていると、葉がまったくないミズキを見つけました。
6月上旬は、新梢がぐんぐん伸びてその先に若々しい黄緑の葉が美しく輝く時期で、この時期に葉がない樹は枯れていることを意味します。近づいてみると、ミズキ2015.6.12
葉柄は残っているのですが、葉の平たい部分、葉身が全くないのです。おそらく、虫に食われたのだろうことは想像がつのですが、どんな虫に食われたのか分かりません。
しっかり見ると、きれいさっぱり葉を食い尽くした張本人(害虫)がいました。

毛がたくさん生えているので、毛虫の仲間であることは確かなのですが、名前が分かりません。帰宅後、調べてみると、

キアシドクガ
・加害樹種 : ミズキ
・特徴    : 最大体長40mm。黒色で黄色の斑紋がある。
・生態    : 年1回発生。卵越冬。幼虫は5~6月に葉を糸で綴り合せ食害する。 毒毛はない。成虫は6~7月に出現、雌は幹に卵塊を産む。 ときに、多発し葉を食いつくすが、木は再び葉を開き回復する。(“北海道 樹木の病気・害虫・獣害”より)

のようです。

 

 

 

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