樹まぐれ日記

ネムノキ(その2)

8月15日のブログで「眠る樹ネムノキ」を紹介してからて2ヶ月弱が過ぎます。
020 ネムノキ 妙現寺2012.8.8
南区石山 妙現寺境内
2012.9.22
ネムノキはやはりマメ科の植物で、長さ10cm程の鞘(豆果)をぶら下げています。同じ仲間のニセアカシアやエンジュに比べると豆果が大きいことこともあってか、その数は幾分少なめです。
2012.10.6
10月入ると、鞘は緑色から褐色に変わっていきます。
余談 その1
ネムノキの属するネムノキ属は熱帯・亜熱帯を中心に150種ほどが分布しているのですが、ネムノキはその中で飛びぬけて寒さに強い種だそうです。なので、札幌でも育っているのです。札幌から約200km北で日本海に面する羽幌町にネムノキがある話を聞いたことがありますが、、北海道では、石狩以南の南西部が生育限界なのでしょうね。
余談 その2
この頃はテレビで電機メーカーのCMを見かけなくなりましたが、10年以上前ならソニーや松下電器、東芝などの電気製品がテレビを賑わせていました。その中に、日立のCMで有名になった「この木なんの木、気になる木」があります。樹幅が樹高の3~4倍ある、その形がユーフォー(UFO:未確認飛行物体)に似ているあの樹が、ネムノキと同じ仲間なのです。モンキーポッドの名前で有名ですが、アメリカネムといいます。この樹は、熱帯アメリカ原産で、樹形が見事なことから世界の熱帯地域に庭園樹や街路樹として植栽されているそうです。

グーグル画像より


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