樹まぐれ日記

ギョウジャニンニク:アイヌネギ(その1)

先週の木曜日(4月24日~)から急に暖かくなり、最高気温が、金曜日:23.7℃、土曜日:24.7℃、日曜日:24℃まで上がり、芽吹きの春から初夏の陽気に急変です。
樹々の芽も大きく膨らみ、水曜日に大通公園でコブシの花が咲き始めたと思っていたら、土曜日には我家の近くのコブシが満開になっていました。北大植物園のサンシュユ(北2条通側)も満開です。円山のカツラも満開です。
エゾムラサキツツジ、ヒュウガミズキやトサミズキが咲きそろい、レンギョウが咲き始めています。目立たないですが、ハルニレやオヒョウの花も咲いているを思います。
知事公館に大きくて立派なコブシの樹があるので、満開の写真を撮ろうと開館日を確認したら天皇誕生日の4月29日とあり、その日まできれいに咲いていてくれることを祈りながら、とりあえず行ってみようと思っています。
今日の話題はギョウジャニンニク(アイヌネギ)。北国に住む人にとっては、特に中年から年配の方にとっては、この時期に必ず思い出す、食べたくなる山菜です。
008 ギョウシャニンニク2014.4.15
家の周りの雪が解けるころ、ジョウジャニンニクの芽が伸びだしているのに気づきます。
2014.4.26
写真は、十数年前、職場の方から数株分けてもらったものを増やしたものです。
一株に数個の鱗茎がくっついていますので、それを1個1個バラバラにして(分けつ)して植えます。2~3年すると1個の鱗茎が数個に増えていますので、それをまた分けつして植え直します。それを2~3回繰り返すと、相当な数になります。このようにして増やして、毎年、食べられるようになるには、当初の株数にもよりますが、やはり10年近くかかります。
2014.4.27
家の北側に植えたギョウジャニンニク,ほとんど陽が当たらない(当たってもせいぜい1時間程度)ところに植わっていますが、毎年花を咲かせ、鱗茎も増えます。耐陰性は相当あるようで、日陰には強い植物のようです。
株をいただいた当初、植付時に肥料を与えたのですが、その効果は十分あるようです。
現在は、何の手当てもせずに放任です(山菜ですから)。
6月に花が咲いて8月に黒い種子を付けるのですが、そのこぼれ種が、毎春、あちこちに新芽をだします。写真で、今春新しく芽を出した株、2~3年前に新芽を出した株が確認できます。
2014.4.26
ギョウジャニンニクの臭い?匂い?は強烈です。野菜炒めに4~5本切り刻むと、家の中はニンニク臭で溢れます。そのにおいの強烈な分、野菜の味が引き締まるというか、深みが出るというか、美味しさは確実に増します。
2014.4.26
我家での食べ方は、専ら酢味噌和えです。この時期、朝夕の一品に2~3回出てきます。
作り方は、
・ギョウジャニンニクを水で洗い、付け根の赤い薄皮は取り除き、
・熱湯でさっと湯がく。
・我家の酢味噌の作り方  味噌:大さじ2.5杯、砂糖:大さじ2杯、酒:小さじ1杯、だし汁:大さじ3杯を煮詰める。→ 冷ます。その後に酢を大さじ1杯加える だそうです。


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