樹まぐれ日記

オヒョウ

1-050 オヒョウ2013.3.17
2月23日(日)に枝を採ってきて水挿しておいたものです。3週間ちょっと過ぎています。冬芽から葉が少し出てきているのに気づいてから、この大きさ(長さ3㎝×幅1.5㎝)になるまでにしばらく(10日程?)かかっています。
2011.6.5
真駒内の団地内に植えられた?生えている?オヒョウです。このオヒョウの立っている位置が、植えられたにしては道路に近すぎるし、元々ここに生えていたものを残したにしては樹が若い(老齢樹ではない)のです。なぜ、このオヒョウがここのあるのか、この位置に立っているのか?不思議です。もしかして、どこからか種子が飛んできて自然に大きくなった樹なのかもしれません。
2012.7.14
札幌市の郊外(南区藤野焼山腺沿い)に生えているオヒョウです。札幌市周辺に広がる山々は、円山・藻岩山の原始林(天然記念物)を除いてほとんど人間の手が加わったところ(二次林)です。このオヒョウも、明治以降に開墾されて畑地であったところが現在は耕作放棄地となってしまい、そこに生えてきた樹のようです。
2012.7.2
円山に登る山道沿いに生えているオヒョウです。樹高は見上げるだけで検討もつかないですが、幹径は1.5mくらいはありそうです。明治以前の札幌の周辺の山々には、このような大きなオヒョウがあちこちに生えていたのでしょうか?
<札幌市の中心部からほど近い円山と藻岩山は、北緯43°という高緯度にありながら、植物の種類が豊富(世界的に見ても珍しい)でしかも、カツラ、ハルニレ、シナノキなどの大きな樹が存在するということで、大正10年に天然記念物に指定されています。私は山歩きはしないのですが、それでも南区周辺の自然林を歩くことがあります。それらの自然林と円山・藻岩山を比較すると、樹林下の下草から高木に至るまで円山・藻岩山の植物の種類が明らかに多いよう思います。そのように感じます。>
オヒョウはニレ科でハルニレと同じ仲間(Ulmus属)です。その違いは、まず葉の見た目(形状)が違うことと、オヒョウはハルニレほど大きく巨木にはならないことです。しかし、開花時期、花の咲き方やその形状はほとんど同じと言っても差し支えないくらいよく似ています。
もう一つの違いは、ハルニレが札幌市の中心部や北海道大学など豊平川が運んでくれた豊かな土壌地帯(扇状地)に、現在でも大きな樹が多数残っているのに対し、オヒョウは全く見当たらないことです。ハルニレが平地のやや湿った肥沃な土地を好むのに対し、オヒョウは山の中に生える樹のようです。
冬芽 ~ 新葉
2011.4.10
オヒョウの冬芽は、ハルニレに比べてその色が黒く見えます。黒紫という色があるかどうかは知りませんが、そんな感じです。
2011.4.24
つぼみが顔を出してきてます。その周りに白い毛で覆われたアーチ状のものが見えますが、何なんでしょうね?ガクですか?それとも葉ですかね?ハルニレやオヒョウは葉が出る前に花を咲かせますから、葉ではないと思うのですが・・・。
2012.4.25
これは、ハルニレの花です。オヒョウではありません。ハルニレほど身近な樹ではないので、写真に撮ってないようです。とりあえず、ハルニレの花を載せています。
2012.5.6
4月中?下旬から開花し、5月の中旬には結実します。そのころ新葉が展がり始めます。
下の写真で、ピンクっぽい三角形のものは、冬芽を包んでいた芽鱗です。
2011.5.14
2011.5.18
オヒョウの葉の特徴
同一樹種にもかかわらず葉形に違いがあって、同じパターンの葉形をもたないものを異葉性というそうです。しかし、どうしてそうなるか?は分っていないようです。、オヒョウはその代表格ですが、そのほかにヤマグワがあります。
2011.5.30
名前の由来
牧野新日本植物図鑑によると
オヒョウはアイヌ名である。一名ヤジナは葉が矢筈状(やはずじょう)をしたシナノキの意味。他の一名ネバリジナは、樹皮がねばるシナノキの意味で、本種もシナノキもともに樹皮が丈夫で、このようにたとえたのである。
※矢筈とは:矢を弦につがえるために、凹字がたになった矢の頭部をいう ということらしいです。
他には、
アイヌ語でオヒョウの樹皮をオピウと呼び、これから和名のオヒョウが生まれたという説があるが、これが有力であるらしい。
Data
・科名 ニレ科
・属名 ニレ属
・学名 Ulmus laciniata 小種名Laciniataは細く分裂した という意味
・花期 4月下旬~5月上旬
・分布 北海道、本州、九州、朝鮮、中国


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