ブドウ 摘心・整房とジベレリン処理

5月上旬にブドウの芽が膨らんで新葉が2~3枚開き、その頃(5月11日)に芽かきをしました。
2024.6.13
それから約1ヵ月過ぎた樹姿が上の写真です。
新梢は1m以上伸び、1本あたりの葉の枚数も10枚前後になっています。 花房も新梢基部から2~5節の葉柄基部に1~3房つけています。 通常は3房/1新梢につけると言われていますが、今年の我家のブドウ(品種;バッファロー)は2房/1新梢が多いようです。植えて間もない若木にもかかわらす昨年果実を生らし過ぎたのが影響したのかもしれません。

6月中旬、この時期に① 摘心、② 房の整形、③ ジベレリン処理を行います。ブドウの花が咲く前後にこの3つが美味しいブドウを作るための重要な作業です。

① 摘心
下の写真は摘心前(左)と摘心後(右)のものです。
左右の違いが判るでしょうか?
写真左側 ブドウつるの先端に小さな葉が上下2枚出ています。
写真右側 2枚の内、下の葉1枚がなくなっています。 摘心しました。

2024.6.13
この摘心をすることによって、これから開花しようとしている花に養分を留めて、小さな果実にしようとしているのです。
もし、摘心をしないと、葉でつくった養分は先端に向かって葉(つる)をどんどんと伸ばします。 その結果、ブドウの花は咲いたけれど小さな果実にならない現象が起こるのです。 これを「花ぶるい」と呼んでいます。 花ぶるいが起きた房は、スーパーに売っているようなびっしり実の詰まった房にはならないのです。

② 整房
下の写真は、整房前(左)と整房後(右)です。
ブドウ房の基部から3本に分かれているので、左側の房を切除しました。
2024.6.13
整房は果房を整形することですが、家庭で作る場合、生業ではないので果房の形にこだわらなくてもよいのですが、巨峰のように大粒種ではたくさんの実をつけると秋の収穫時になっても果実の色が薄い茶色のままで黒く熟さないことが多々あるので、果房の着果量を少なくすることで、完熟した美味しい果実ができ、来年のための枝の充実も図れます。

ブドウは他の果実に比べて房の個々の果実は、秋の成熟期よりはるか以前にほぼ一人前の大きさになるので、それぞれの果実に一定量の糖分が流れ込まないと、言い方を変えれば、葉の光合成でできた糖分を届けてやらないと、果実は成熟しない、特に大粒種は甘くならないのです。 北国である札幌では夏の期間が短く気温も低いため、光合成できる糖分も少ないために、甘味の乗らないブドウができやすいのです。
その意味で、1個当たりの果実の糖分量を多くするために、整房・整粒・摘房は欠かせない作業になります。

③ ジベレリン処理
ジベレリン処理はシーズン中に2回行うのですが、1回目の処理はタネなし化のためのものです。 昨年は新梢の葉が10枚になったときに摘心をして、その後にジベレリン処理をしました。 そうしたら、スーパーで売ってる実がびっしり詰まった房にはならなかったのですが、タネのないブドウ(品種;バッファロー)ができました。
※タネ無し化のためのジベレリンの処理の方法・時期はブドウの品種によって異なる

2024,6,17
写真はジベレリン処理をするために、ホーマックの園芸コーナーで購入したものです。ジベラ錠と言います。 白い錠剤5個と説明書が入っていて、説明書に品種ごとの処方が書かれています、
1錠を50ccの水に溶かして、ブドウの房をそれに3~4秒ほど浸漬するのですが、房長が7~10cmほどあるので、50ccの量では少なすぎて、3錠を溶かし150ccにして、約35房?ほど浸漬しています。 今年は3錠では足りなくて4錠使いました。 ジベラ錠は5錠入りで1000円ちょっとするので、1回の処理に800円かかり、熟期促進のためにもう1回の処理が必要なので、合計1600円かかるのです。 割高感は否めません。
とりあえず、今年もタネなしブドウができることを祈っています。 2年連続タネなし化に成功すれば、ブドウ品種バッファローについては、新梢の展葉枚数が10枚のときに摘心して、その後ジベレリン処理すれば、少々?相当?大袈裟ですが、我家において、ブドウのタネなし化の技術を手に入れたことになります。

 

 

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