ハシドイ:街中をクリーム色に染める

6月下旬、札幌の公園や街路樹にハシドイの花が満開になります。7月10日前後になると花も最盛期を過ぎ、それでも、まだ白色からクリーム色に色合いを変えたハシドイの花をあちこちみ見ることができます。
1-R0011082(赤字)2013.7.9
創成川公園沿いに植栽されているハシドイ。このハシドイは植栽後4~5年の樹です。あと数年経つと樹もおおきくなり、樹冠一杯に見事な白い花を咲かせてくれると思います。、
1-004 ハシドイ(赤字)2013.7.6
平岸通(石山地区)の街路樹ハシドイ。最盛期が過ぎて、花が褐色気味になってきています。
1-014 ハシドイ(赤字)2013.7.6
南区簾舞の国道230号沿いに生えているハシドイ。写真では分かりづらいですが、樹高が10mはありそうで、幹径も30cm余くらいです。ハシドイとしては最も大きい部類に属するのではないでしょうか?
1-042 ハシドイ  大通西11丁目2013.6.30
大通西11丁目南西角にあるハシドイ。樹高8~9mくらいでしょうか。
知事公館にも大きなハシドイがあります。、周りに樹があって、写真では上手く撮れないので載せていませんが、それらの樹高は10~12・3mで幹径も40cm前後あるものです。
1-066 ハシドイ(赤字)2011.7.2
花は、小さな花がたくさん集まって、大きな円錐花序をつくります。その大きさは20~30cmになります。ハシドイも樹冠一杯に花を咲かせる年とそうでない年があり、今年は前者に当たる年のようで、あちこちで見事に花を咲かせているハシドイを見かけます。
1-065 ハシドイ(赤字)2011.7.2
〇 北海道記念保護樹木:ハシドイ
1-049(赤字)2011.7.7
北海道の条例で指定された記念保護樹木のハシドイ。
1-044 ハシドイ (赤字)2011.7.7
説明板によると、昭和47年に保護樹木として指定されたことがわかります。「樹齢100年以上と推定される」と記載されていますが、今から41年前に記念保護樹木として指定されたときの樹齢が100年以上なのか、それとも、看板が設置されたときが100年以上なのかはっきりわかりませんが、看板が設置されたのが、今から15年前とすると、このハシドイは少なく見積もっても樹齢120~130年は経過している樹のようです。
1-046 ハシドイ 北海道保存樹(赤字)2011.7.7
2年前の7月7日にここを訪れました。7月上旬と言えば札幌ではハシドイの花が咲き誇る時期です。しかし、ここの記念保護樹木は花をまったく咲かせていませんでした。
記念保護樹木に指定されたころは、樹に勢いもあり樹高は10mを超えていたのでしょう、その樹冠に白い花を一杯咲かせていたのでしょう。それから40年の月日を経て、写真のように主幹は朽ちかけて枝先も枯れてきています。その当時は周りの樹を圧するような大きさだったのでしょうが、今ではイタヤカエデなどの樹木が覆いかぶさるように迫ってきています。このハシドイも周りの樹の勢いに押されて樹勢がだんだんと衰えていくのでしょう。ハシドイの平均的な樹齢はわかりませんが、長く生きる樹でも150年くらいなのでしょうか?
〇 ハシドイの所在:南区真駒内17の1。場所的には地下鉄真駒内駅の裏手で、市道石山西岡腺から少し入ったところ。
〇 北海道記念保護樹木:北海道自然環境保全条例に基づいて記念保護樹木が指定されている。現在、道内には、カシワ、ミズナラなど109本が指定されている。ちなみに、札幌市内には5本が指定されているが、その内の3本が南区内にある。小金湯のカツラ、真駒内のミズナラ、そして、このハシドイ。

にほんブログ村 写真ブログ 植物・花写真へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA