プラム:やはり実は生らなかった。

暑くなって来ました。7月7日(日)は本州では35℃の猛暑日になりました。梅雨があけたのでしょうかね? その影響で北海道札幌も30℃を越えました。天気は良いのですが、湿気が多く蒸し暑かったです。今年は梅雨明けが早そうで、そして暑い夏が長く続くことになりそうです。
今から3ヶ月ちょっと前の4月1日のブログで我家のプラムを取り上げました。
内容は主にプラムの剪定と自家不稔性(庭にプラムを1本だけ植えても実がならないこと=同じ木の花で受粉しても実がならないこと)について書いています。不稔性について書いたのは、我家のプラムは最初2本植えたのですが、その内の1本が昨年の秋頃?に枯れてしまったけれど、それでも、ご近所の庭にプラムがあることを期待して、実がなるかどうかを確認したかった、どのようになるかを確認したかったためです。
今日は、その続きです。
1-001 プラム 1-081 プラム2013.5.20
5月中旬に例年どおり、花は咲きました。
1-002 プラム 1-001 プラム2013.6.12
そして、約1ヶ月が過ぎました。
小さな果実が生っています。しかし、この時期としては小さな実です。それでも、食べられるようになるかな?と期待はしていました。
一方、右の写真です。これは何だろう?このような形態の実がやたらと付いているのです? 昨年まではまったく見ていないものです。ケヤキやヤナギなど多くの樹木で、夏場以降や落葉後にアブラムシが原因と思われる実や枝が膨らむ現象をよく見かけますが、この時期にしかもプラムについているのです。農薬の散布は花が終わる頃の5月下旬にしています。この奇妙な形をした実?を割ると空洞になっています。その中には、ムシのようなものはいません。アブラムシではないようです。このような得体の知れない実を見るのは初めてです。なんでしょうね?一体全体どうしてこのような実ができるのでしょうね?ご存知の方、見たことのある方は連絡を頂きたいです。
1-017 プラム2013.6.26
そして、6月下旬、その奇妙な得体の知れない実は茶褐色になって干からびてしまいました。
1-011 プラム2013.7.6
葉っぱは元気に出ていますが、実はまったく生りませんでした。親指より少し多きめの、ちょっぴり赤味を帯びたた実が1個だけなって生っていました。写真を撮ろうと指で触ったら、ぽろっと落ちてしまいました。植物の実は受粉をしなくても、雌しべの柱頭に何かの刺激、花粉以外のものが柱頭に付着しても、それが刺激になって実は膨らむそうです。しかし、種子ができないと実は大きくならないそうです(種子から実を大きくするホルモンが出ているのでしょうか?)。この実はそれなんでしょうね。
このプラムとは20年以上のお付き合いでした。残念ながら処分しなければなりません。これに代わるものを植えることを考えます。何にしようかな?モモ?難しそうです。大きくならない樹で、剪定や薬かけなど手間がかからない果樹というと、今流行のジューンべりー?
〇自家不稔性について。
我家にはプラムのほかに、ナシ、リンゴ、プルーン、ウメが植わっています。ナシ、リンゴ、プルーンは自家不稔性と言われています。それで、
リンゴについては2本植えました。そのうちの1本が3年前に枯れたのですが、実は良く付きます。それは、30~40mほど離れたご近所に大きなリンゴの樹があります。おそらく、その樹からミツバチが花粉を運んでくれているのでしょう。
ナシ(洋ナシ)はブランディという品種を植えています。もう植えて8年ほど経つのですが、4年前に10月の大雪で主枝が折れて花は咲くのですが、実はなりませんでした。しかし、去年初めて5~6個収穫できました。ナシも自家不稔性と言われていますが、しっかり実を付けます。今年は10~12個ほど収穫できそうです。我家から100mほど離れたお宅に「千両」という品種のナシが植えられています。この樹から花粉をもらっているのでしょうか?二本のナシの間に住宅地が並んでいて、全く見えないのです。それでも、ミツバチは花粉を運んでくれるのでしょうか? その樹から花粉をもらっているかどうかはわかりませんが、とりあえず、我家のナシの樹は実を生らします。
※千両ナシ:ナシには和ナシ、洋ナシ、中国ナシがあって、この「千両」は中国ナシとのこと。 形は下膨れの洋ナシ型なのですが、食感は洋ナシのようにとろっとした感触はまったくなく、和ナシと同じようにシャキシャキしています。甘さは和ナシに比べて数段落ちます。千両と呼ばれるのは、たくさん生るからだそうです。
プルーンも自家不稔性ですが、、品種によって違うのだそうです。自家和合性品種には「シュガー」、「スタンレー」、「サンプルーン」、「フレンチ」などが、自家不和合性品種には「ローブ ド サージェン」、「トレジディ」、「プレジデント」、「ベイラー」、「グランド プライズ」などがあるとのこと。我家のプルーンは、確かサンプルーンかシュガーと記憶しています。なので実が生るのですね。
我家の周辺では、サクランボ、リンゴ、ナシなどを植えているお宅があり、また、豊平川を挟んで北側には果樹を生産している農家もあるなど、受粉の観点では恵まれている環境にあるのだと思います。それで、庭にリンゴやナシが1本でも、実がなるのだと思います。それでも、プラムは実がまったく生りませんでした。プラムを庭に植えるときは要注意です。
果樹を庭に植えるときは、園芸店で確認をするなど少し勉強してから植えたほうが良さそうです。植えて数年経ってから実が生らないのでは後の祭りです。

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