アメリカハナノキ(ルブルムカエデ、ベニカエデ)

追記:2013.5.5
先日(5月3日)に、春早く花を咲かせる樹としてギンヨウカエデを紹介しました。このギンヨウカエデはアメリカハナノキと近縁種で性質も似ているようなので、精進川公園にあるアメリカハナノキも花を咲かせているかもしれないと思い、見に行ってきました。

2013.5.5アメリカハナノキ 精進川公園
これは雄花です。おそらく、ギンヨウカエデと同じ頃に咲き始めていると思います。
1-RIMG0013.jpg2013.5.5
今にも雨の降りそうなあいにくの天気で、ぱっとしない写真です。花が咲いてもこんな感じです。晴れているともう少し見栄えがするのですが・・・・・。やはりこの樹は秋の黄葉です。
以下は2012年4月上旬に掲載しています。
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南区澄川に精進川公園という小さな公園(街区公園)があります。
その公園に、紅葉の美しい樹があります。
葉の付き方は対生で、葉形を見るとカエデの仲間であることは確かなのですが、種類(樹種)がはっきりわかりませんでした。
RIMG0012 アメリカハナノキ 精進川公園2012.3.13
それで、小さな枝を取ってきて水差ししました。これは花芽です。
RIMG0015 アメリカハナノキ2012.3.13
家の中で咲かせてみました。1週間ほどで咲きました。
004.jpg
樹木図鑑で調べてみると、アメリカハナノキ(ルブルムカエデ、ベニカエデ)であることが判りました。
でも、この花、めしべがないのです。すべて雄花なのです。
えぇっ!! カエデの仲間って雌雄異株だった?
調べてみました。
カエデの仲間は、
①雌雄同株でひとつの花序に雄花と両性花が混ざって咲くヤマモミジ、イロハモミジ、ハウチワカエデ、イタヤカエデなど(この類が最も多い)、
②雌雄異株のネグンドカエデ、ギンヨウカエデ、メグスリノキ(豊平公園)など、
③雄花と両性花をもつ株と雄花だけの株のあるオガラバナ があります。
カエデ類の雄花と雌花の付け方はいくつかのパターンがあるようです。何でこんな花の付け方をするのでしょかね。
話はすこしややこしくなりましたが、アメリカハナノキは雌雄異株で、精進川公園のアメリカハナノキは雄株であることがわかりました。
それでは,雌花ってどんな花?
066 アメリカハナノキ2011.4.30
昨年、北大植物園で撮ったものです。名前のとおり「アメリカハナノキ」「ベニカエデ」です。
説明板には、
カエデの一種で、春早く葉に先立って小さいが鮮やかな赤い花をつけるのでハナノキと呼ばれる。北アメリカ中北部に広く分布するが、やや湿った立地に多い。樹肌は灰白色、樹形もよく、秋の紅葉も美しいので、庭園によく使われる。日本には同属のハナノキがあり、これは本州中部のやはり湿ったところに、やや稀に産する。
と書かれています。
*ハナノキ:環境省のレッドブックでは絶滅危惧種に指定されている。
この写真は若葉の頃です。葉っぱだけの夏場のアメリカハナノキはただの普通の樹です。
しかし、紅葉すると実に美しい。
104 アマリカハナノキ-0012011.5.28 北大植物園
精進川公園のアメリカハナノキです。
034 アメリカハナノキ-0012011.10.24
近くで見ると、その鮮やかさに圧倒されます。
031 アメリカハナノキ 精進川公園2011.10.24

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