コルチカム(その2)

2016.10.12
コクルチカムの花です。 札幌では10月上旬~中旬にかけて咲きます。
2016.10.12
札幌の10月上中旬はちょうど紅葉が美しい時期です。 2~3週後には落葉、そして、枯葉が街中を舞います。 この頃になると太陽の日差しも夏場に比べるとその力強さはなく、人々の心はもう直ぐ長くて厳しい冬がやってくるんだという思いが強くなってくる頃です。 そんな時期に、思いも寄らない場所に美しいピンクの花が地面から突然顔を出して、しかも、花だけで葉がないのです。 ほとんどの植物が生気を失いつつあるこの時期にこの花を見ると、その美しさと自分の気持ちや辺りの環境に一致していないというか、咲く時期が違うんじゃないの?という思い、違和感を覚えてしまいます。

秋口にコルチカムの花に出会うときは、いつもそのような感情を抱くのですが、それともう一つ、「葉はどんな形をしているんだろう?」という思いです。 それで、昨年この花の咲いている場所を確認しておいて、今春、芽出し時に写真を撮りました。
2017.4.11
普通の芽出しです。 芽は赤みががかっていますが、芽出しにはよくあることです。 シャクヤクもこのパターンです。

2017.4.24
そして、2週間弱が経つと、葉は5~10cmくらいに成長し、当初赤かった芽の名残りが葉先に残っています。
それから3ヵ月後の7月に入ると、葉は黄色く枯れ上ってきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA