ツルウメモドキ 初冬に出会う樹

とうとう冬がやってきました。自宅周りには3~4cmの雪が積もっています。札幌では1876年の観測開始以来2番目に遅い初雪だそうです。
これで辺りの景色は一変しました。10月上旬までは、夏の名残の緑が樹木を覆っていました。そして10月中旬過ぎから2~3週間の紅葉が街や山々を彩ったと思ったら、11月中旬です。辺りは真っ白です。秋は駆け足で札幌を通り過ぎていきました。
そんな季節にピッタシな樹木があります。
1-016 ツルマサキ2012.11.10
ツルウメモドキです。このつる性樹木は、夏場、道路沿いなどの樹林を見てもまるっきり気づかないのですが、周りの樹木が落葉するこの時期になると、ツルウメモドキの黄色い実に気づくのです。「こんなところにあったんだ」と気づくのです。黄色い粒粒がツルウメモドキの実です。写真では、いまいちはっきり見えませんが、実際に見ると、もっと印象的です。
1-001 ツルマサキ 穴の沢線2012.11.10
高いところから垂れ下がっているツルウメモドキです。なかなか風情があります。
1-003 ツルマサキ2012.11.10
実の大きさは1cm弱で、熟すと外の皮?が三つに割れて、中から、橙赤色の種子(仮種皮)が顔を出します。
*仮種皮:種子の表面を覆う付属物で、胚珠(はいしゅ)の柄や胎座の一部が発達したもの。カヤ・イヌガヤ・イチイなどにみられる。
1-039 ツルウメモドキ2011.11.4
1-064 ツルウメモドキ 2丁目南側2011.10.16
大通公園2丁目南側にあるツルウメモドキです。10月上旬で、まだ葉が残っています。

にほんブログ村 写真ブログ 植物・花写真へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA