アオキ


アオキは通年葉を落さない常緑樹なので、札幌では冬を越すのは無理だろうと思っていたのですが、自転車で市内の住宅街をまわると思いのほか植えられているのです。 その場所は建物や物置の側や高木などの枝下です。 春先に雪から顔を出している部分が寒さで枯れている株も見かけますが、概ね葉に損傷のないものが多いようです。
札幌で見かけるアオキのほとんどが写真のように葉に黄色のまだら模様が入る「斑入り」です。

アオキは雌雄異株で、写真の花は雄花。 咲き方は円錐花序で、小豆色の小さな花を多数つけます。1個の花は小さく1cmもないほど。

気をつけて観察していると、花は見かけますが、赤い実は見たことがありません。
当初、その理由を、札幌は東京や大阪に比べて夏の期間が短いために実をつけるには暖かさが足りないのかな?と勝手に推測していたのですが、札幌市内の個人の庭で見かけるアオキは単木で植えられているのががほとんどで、 そこにあるのは、雄花か雌花どちらかで、実の生りようがなかったのです。  もし、雄株と雌株を一緒に植えれば、おそらく、あの赤い実を札幌でも見られるのではないでしょうか。

 

 

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