ブドウ(その2) ジベレリン処理(その2)開花

推定満開予定日14日の6月9日に1回目のジベレリン処理(目的;たねナシ)をしたのですが、2回目(目的;熟期促進)の処理は6月23日です。 その前日の6月22日にブドウの開花状況を確認してみました。

2022.6.22 左;デラウェア、右;バッファロー
6月9日、ジベレリン処理をした当日は、デラウェアの花房は小さくバッファローの方が大きいので、こちらの方が 開花も早いかな と思っていました。 しかし、6月22日に確認すると、デラウェアは房の半分以上が開花しているものもあるのに対して、バッファローはデラウェアより開花が遅く、全然開花していない花房もありました。
このことから、デラウェアの方が推察満開予定日に近い日にジベレリン処理をしたようなので、種なしになる確率が高そうです。

<余談 その1>
「北の果樹園芸」でブドウのジベレリン処理について読むと、
・ジベレリン処理の目的は、推定満開予定日14日前に処理する1回目が種なし化で、2回目は、果粒肥大化と熟期促進
・処理時期の目安として、開花14日前の他に、葉が9〜10枚展葉したころ
・もっと大まかな目安として、ニセアカシアの花が咲く頃
(6月9日の1回目のジベレリン処理をしたころ、札幌ではちょうどニセアカシアの花が咲いていました。)
・北海道で昔から栽培されているブドウの品種、キャンベル アーリーと ナイアガラには効果なし
だそうです。

<余談 その2>
植物ホルモンであるジベレリンはブドウの花に作用して棚なし化するのですが、もっと詳しく説明すると、
花粉および胚珠の形成過程に影響を及ぼして両方の稔性を失わせるために受精が、その結果種子形成が起こらない(日本植物生理学会「みんなの広場」
だそうです。

 

 

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