エダマメ(その2)

今朝は久しぶりに太陽にお目にかかりました。しかも夏を思わせる蒸し暑い朝で半ズボンをはきたい陽気でした。しかし、昼頃?からからっとした陽気になり、夕方には少し寒く感じる涼しさになっていました。日本を縦断していた停滞前線が東に抜け、西から大陸の乾いた空気を持つ高気圧が張り出してきたようです。
再度、エダマメのお話
我家で採れたエダマメを最後に食したのが一昨日の9月3日です。最初に夕食で食したのが8月8日(木)ですから、約1ヶ月弱エダマメを楽しむことができました。
101(赤字)2013.8.21
〇エダマメの収穫量
・栽培面積 8.8㎡(4m×2.2m)
・植栽間隔 縦:0.3m×横:0.3m
・1箇所当たりの面積:0.09㎡
・植箇所数 98ヶ所(8.8㎡÷0.09㎡) = 98ヶ所
*1カ所に3粒種をまき、1箇所は2株くらい。3粒まいても、発芽しない種もある。1カ所が1株のところや3株のところもあり、均して2株)
・エダマメの収穫量
8月 8日 200g
8月 9日 200g
8月10日 300g
8月11日 800g
8月12日 300g
8月13日 260g
8月14日 550g
8月15日 250g
8月16日 300g
8月17日 350g
8月18日 350g
8月19日 250g
8月20日 100g
8月21日 200g
8月22日 200g
8月23日 250g
8月24日 400g
8月25日 300g
8月26日 300g
8月27日 250g
8月28日 200g
8月29日 250g
8月30日 400g
8月31日 250g
9月 1日 350g
9月 3日 150g
・総収量 = 7,710g=7.7㎏(職場の方にお裾分けしているので、実際はもう少し多め)
・総鞘数 = 3,309鞘(7,710g ÷ 2.33g/鞘)
・1㎡当たりの収量  = 876g(7,710g ÷ 8.8㎡)
・1㎡当たりの鞘数  = 376鞘(876g ÷ 2.33g)
・1箇所当たりの収量 = 78.7g(7,710g ÷ 98箇所)
・1箇所当たりの鞘数 = 33.8鞘(78.7g ÷ 2.33g ≒ 34鞘)
という数字が出ました。約1ヶ月弱の間、ほぼ毎日、約300g、127鞘のエダマメを食べていたことになります。
<家庭菜園の醍醐味?>
エダマメには、アスパラギンサンやグルタミンサンなどのアミノ酸が含まれているために、あのなんともいえない美味しさ、旨味?風味?甘み?があるのですが、収穫すると急速にその美味しさがなくなる、鮮度が落ちると言われています。鮮度の落ちる理由は、エダマメ(植物)は収穫されてもまだ生きており、人間と同じように呼吸をしています。その呼吸すること(エネルギーを消費すること=エダマメの中に蓄えられているアミノ酸や糖分をエネルギーに変えて呼吸をする)で旨味成分がなくなって味が落ちる、鮮度がなくなるのです。
通常、スーパーに売っているエダマメは、消費者が食するまでには最低丸1日は過ぎています。具体的に言えば、農家さんがその日の朝から収穫して箱詰めし、それを夕方農協なのど集荷センターまで運びます。それをトラックに積んで、夜間、東京、大阪、札幌などの中央卸売市場まで運びます。翌朝早く、競りにかけられ、午前中に各店頭に並ぶという流れです。それから消費者が買って料理するするので、収穫から消費者が口にするまでには1日半は過ぎていることになります。
北海道の食べ物(作物)は美味しいといわれます。それはなぜか?北海道の作物のほとんど夏場から秋にかけて収穫されます。本州では連日連夜、夜温が25℃を超える熱帯夜が続く夏に収穫するものが多いです。トウモロコシやエダマメはその代表です。
植物は動物と違って、自分で光合成をして、デンプンなどの栄養素をつくり、それで自分の体を大きくします。また、その栄養分をエネルギーに変えて呼吸をしています。昼間は光合成と呼吸の両方をしています。しかし、夜間は太陽が照らないので呼吸のみとなります。植物が生長できるのは、呼吸で使うエネルギーよりも光合成でつくるエネルギー(デンプンなどの栄養素)のほうが多いから成長できます。
本州の夏では、植物は昼間に光合成でたくさんの養分をつくっても、夜温が高いのでエネルギーを使う呼吸量も多く、見た目ほど体内に養分は蓄積されていないのです。一方、北海道は、昼間の気温は25~30℃と本州ほど高くはならないで、かつ、夜温も低く涼しくなります。呼吸量もぐっと抑えられます。これが、昼間つくった栄養分(デンプンやアミノ酸など)の多くが蓄積されて、エダマメやトウモロコシの美味しさ、旨味、甘みになっているのです。
我家では、エダマメを収穫して直ぐに茹でます。スーパーで売っているエダマメなどに比べて、鮮度の点ではどこのエダマメのより優れています。さらに、夏場、エダマメにとって養分を蓄積するのに最高の場所、北海道という気候に恵まれたところでつくっています。 鮮度と気候の点から
“おそらく、我家のエダマメは日本で一番、いや、世界で一番美味しいエダマメ(日本以外でエダマメを食べている国があるのかな?)である。このエダマメを毎日食べられるのが家庭菜園の醍醐味?なんだ”
と、毎夜、ビールを飲みつつ思っていました。

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