マタタビ(その3)

1-002 マタタビ2012.8.22
これは、8月31日のブログで載せた写真です。マタタビの実はまだ青々としています。
先月の末か今月の初めか はっきり覚えていないのですが、2週間程前にマタタビの実が熟しているかどうか調べたのです。そのときは、まだ実は夏場と同じように青々としていて堅いのです。ここに来て寒さが本格的になり、確認の意味で再度、マタタビを見に行ってきました。
1-077(akaji).jpg2012.10.18
すると、ご覧のようにすっかり熟しきっているのです。柔らかくて青みが残っている実を期待していたのですが・・・・。食べてみました。かじると甘さが口の中に拡がります。美味しいと言える甘さではありません。その後に辛味が出てくるわけでもなく、何か嫌味な味が口の中に拡がります。今から20年前?、いやそれよりもっと前に食べた記憶では、もう少し美味しいというか、食べることができるという印象を持っていたのですが、久しぶりに食べてみて、そうでないことが分かりました。強いて言うなら、もう少し早めに食べていれば、美味しく?食べられたかもしれません。
1-079.jpg
2012.10.18
1-003(赤字)2012.10.18
マタタビは、コクワ(サルナシ)やキウイフルーツと同じ仲間(Actinidia属)です。果実の形状は、マタタビは細長く、コクワとキウイフルーツは丸く、その形や大きさはそれぞれ違うのですが、果肉の断面を見ると、黒くて小さな種子が円状に散らばっていて、マタタビとキウイフルーツは同じ仲間であることが確認できます。
マタタビの実の大きさ(長さ)は、2~3cmです。(つまようじの長さ:6cm)
余計な話
マタタビ、コクワ、キウイフルーツはマタタビ属(Actinidia属)で、その属名のActinidiaの意味は、柱頭が放射状に並ぶことから aktis(放射線)に基づく語だそうです。
1-100 コクワ2012.6.24
この花はマタタビではなくコクワです。コクワとマタタビの花を見て印象に残るのは、この柱頭(雌しべ)が花のように拡がっているところです。
ちなみに、マタタビの雄しべの葯は黄色で、コクワは黒っぽい色をしています。

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