災難を勢力拡大の好機とするニセアカシア

2年前の2010年10月26日の夜から27日明け方にかけて季節はずれの大雪が降りました。自宅前の道路には30cm近く積もっていたように思います。気象庁のデータで調べてみますと、札幌で7cm、小金湯(札幌市中心部から約20km郊外:定山渓温泉の近く)で33cmの積雪が記録されています。このような季節はずれの大雪は10年に1度ぐらいの頻度でやってくるのですが、10月に降る雪としては、一昨年の大雪は、20~30年の一度?それくらいの大雪でした。
1-s-ダン11
2010.10月末
場所は南区にあるエドウィン・ダン記念公園です。10~20cmの積雪があったのではないでしょうか。場所によってはそれ以上降っています。
この写真は、大雪の降った数日後に撮ったものです。ニセアカシア?が根元からポッキリ折れています。雪の重みに耐えられなかったのです。この時期に降る雪は冬の粉雪とは違い水気をたっぷり含んだ重い雪です。
1-RIMG0005 ニセアカシア2012.3.13
これは、自宅近くの空き地に生えているニセアカシアで、そのときの雪の重みで倒れたものを1年半後に撮ったものです。その翌年(2011年)の夏に倒れた幹から伸びだした新梢が多数見えます。
1-029 根萌芽
そして、2010年秋から2回目の夏を経たニセアカシアです。倒れた幹からは当然新しい枝が出ていますが、二セアカシア本体の周りからは、、根からの新梢(根萌芽:赤丸)が伸びだしています。来年の夏にはもっと大きくなっています。高々3~5年で林になってしまいます。ニセアカシアはこのようにして勢力を拡大していくのです。

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