ノリウツギ(その2)

ノリウツギの花が咲き始めて、約1ヶ月が経ちます。
020 ノリウツギ2012.7.15
7月中旬。花弁のように見える装飾花が咲いています。円錐状の花房基部には、雄しべがびっしり付いた小さな花(有性花)も見えます。
047 ノリウツギ2012.7.22
7月下旬、満開です。
047 ノリウツギ 2012.8.12
そして、それから約20日がすきました。
7月下旬の満開時の花と8月中旬の花の違いがわかりますか?
8月中旬の花は、装飾花が下向きに咲いてます。
ノリウツギの仲間(アジサイ類:Hydrangea属)で装飾花をつける花、ガクアジサイ、ベニガク(ガクアジサイの園芸種)、ツルアジサイ、タマアジサイなども下向きに咲かせます。
どうも、有性花が受粉を終えると、装飾花は半回転して下向きになるようです。装飾花は、昆虫類を誘き寄せるための手段、道具のようです。宣伝マン、キャンペーンガールのような存在でしょうか。
ここの部分までは理解できるのですが、なぜ、わざわざ、半回転してまで、装飾花を残す必要があるのでしょうか? 用が終われば、装飾花にある養分を引き上げて、枯らすほうが効率的に思えるのですが・・・・・・。
ノリウツギの装飾花をよく見ると、すこし緑がかっています。そこに葉緑素があって、光合成をして養分を作っているのでしょうか。それなら理解できるのです。確かに、ガクアジサイの装飾花も下向きに咲いている花は、青色から色あせて白っぽい色になっています。ツルアジサイは元々白色ですが、下向きの花は緑っぽい色をしています。
それでも、わざわざ半回転する必要な無いように思うのです。上向きに咲いたままで光合成は出来ると思うのですが、当事者であるノリウツギには、それなりの理由があるのでしょね。
*ノリウツギは、「サビタの花」で7月18日に載せています。

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