ヌルデ(その4)

都心部から国道230号線を南に向かって走り、南35条の信号(パチンコ ハッピー手前)を右に曲がると右手に山鼻川の遊水路とそれに続く山を削った斜面が見えます。そのまま走っていくと藻岩山スキー場に向う道路です。
RIMG0005.jpg2013.10.19
左下の紅葉した樹は、山鼻川沿いに植栽されたエゾヤマザクラ
その斜面がこの写真です。
斜面全体に朱色味かかった赤色の樹々が見えますが、斜面中央部から下の部分に、株状で小さめの紅葉した樹があちこちに見えます。双眼鏡で見ると、全てがヌルデかどうかわかりませんが、ヌルデが多いようです。
ここは昭和40年代まで、札幌市が砕石を採取していたところです。最近は樹木が覆ってきて岩肌が見えなくなってきていますが、昭和50~60年代は赤茶けた山肌をさらけだしていました。そんなところに最初に侵入していくる樹木はシラカバがすぐに思い浮かびますが、ここではそれほど目立ちません。それよりもこの紅葉時期になると目立つのがヌルデです。
当ブログのヌルデ(その5)で、その特性<①道路沿いや郊外の住宅地外れの空き地、②以前何かの理由で森林を伐採して一時更地になったところ、③山沿いの河川で数年~数十年に一度大雨でその斜面が崩壊するところなど、果って一時裸地になったところにすばやく根を下ろして勢力を拡大する樹のようです。>を列記しましたが、この藻岩山の斜面は②に当たるようです。

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