プラムの剪定

我家のプラムです。庭に植えてから20年くらい経ちます。プラムは1本だけ植えても実がならない(自家不稔性:同じ木の花では受粉できない)と言われていますので、違う品種(名前は忘れてしましましたが)を1本づつ植えました。毎年30~40個のプラムが生ります。しかし、食べられるのはその半分以下です。その理由は、最も熟したものを食べたいために真っ赤に熟すのを待っていると、気がついたときには地面に落ちているのです。プラムは赤く熟してから実が落ちるまでの期間が短い果実のようです。
1-003 プラム2013.3.30
1-003 プラム(赤字)2013.3.30
家屋と道路の間の狭い場所に植えたために枝を広げる空間が狭く、毎年強剪定になっています。徒長枝がひと夏で2m近く伸びます。この強剪定が、20年経っても実が少ない原因なのですが・・・・・。
1-006 プラム2013.3.30
今年も、剪定を行いました。しかし、昨年の8月末に2本の内1本が枯れてしまいました。プラムは自家不稔性ですので、実がならない可能性が高いのですが、とりあえず剪定を行いました。もしかして、近くにプラムの樹があって、ミツバチが運よく花粉を運んで来てくれるかもしれません。
1-RIMG0001 プラム(赤字)
徒長枝のほとんどを切り取り、2本だけ残しました。立っている枝はより一層上に伸びていき、花芽をつけません。それで、紐で引っ張って横に伸ばしました。すこしは花芽がつくやすくなったと思います。
問題は、花が咲いて、その後に実をつけてくれるかどうかです。残念ながら、実のつく可能性は少なような気がします。
※樹木の花芽について:バラやムクゲなどは、その年に成長した枝に花芽をつけて、その花芽がその年に花を咲かせます。しかし、おおくの樹木は、その年に出た枝に花芽をつけて、翌年にその花芽が膨らんで開花します。
<余談>
果樹の剪定は夏と冬の2回行いますが、夏剪定は枝透かし程度で、樹齢に伴う樹の形を決める整枝・剪定は冬場になります。当地ではリンゴやナシなどの果樹剪定は3月に入って行われます。私もそれに習っています。なぜ3月なのか?冬季剪定は、果実の収穫後から翌年の3月頃まで可能のですが、収穫後は①雪が近いことと、②この時期は冬支度に忙しいこと、③午後3時を過ぎると暗くなってきて、作業時間あまり取れないのです。1月~2月はほとんど毎日雪が降る厳しい寒さの時期です。北海道では果樹の剪定時期は3月しかないのです。この時期になると、太陽も高くなり作業時間も十分に取れます。そして、一つ良いことがあります。1m近く積もった雪は、この時期になると堅く締まり足を取られることも少なくなり、雪の上から剪定できることです。

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プラムの剪定」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんばんは。初コメントです。
    こちらのブログ、いつも、すごいなぁと思って拝見しています。
    hopisukeは樹木のことがよくわかりません。
    フィールドに出ても、○○の木に鳥がとまってますよと言われても、
    すぐには見つけることができないのです。
    鳥のことはすぐに頭に入るのですが、樹木についてはなかなか覚えられません。
    これからも楽しく拝見させていただこうと思っています。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんばんは
    コメントありがとうございます。
    これからも、
    生き生きとした野鳥の写真
    楽しみに見させていただきます。

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