プルーン 夏場の落葉がない

我家の庭のプルーンです。 苗木を植えて25年?ほどになります。 毎年、9月中旬~10月上旬にかけて収穫を楽しんでいます。
プルーン 2016.8.9
ここ数年、夏場に葉が枯れて落葉していました。、特に、その年に伸びた新しい枝の葉が枯れるのが目立ちました。
しかし、このことで採れる量が減ったとか、味に甘みが少なくなったなどの影響はあまり感じていません。 収穫量に関しては、元々あるのが1本だけで、それを記録しているわけでもないので、それが原因で減ったかどうか分からないのです。
しかし、やはり気になるので昨年から農薬(殺菌剤:ダコニール)をかけるようになりました。
平成27年(2015年)
・1回目:6月7日
・2回目:7月15日
・3回目:7月23日
平成27年は3回、ダコニールをかけました。

平成28年(2016年)
・1回目:5月8日
・2回目:6月12日
・3回目:6月26日
・4回目:7月18日
平成27年は4回、ダコニールをかけています。

両年を比較してみると、
昨年(平成27年)は、薬を3回かけています。 それでも夏場に落葉し、果実の落果もありました。
しかし、今年(平成28年)は落葉がまったくありません。新梢の先まできっちりと葉をつけています。 果実の落果は摘果が少なかったせいか、昨年より少ないですが、やはり落ちています。

この違いは何なのか?
平成27年は、5月上旬、芽出し時期に農薬(ダコニール)をかけていません。 28年はかけています。
この違いだけなのですが、菌類も植物と同じで、暖かくなると菌は胞子を飛ばします。 ダコニールは菌類を殺す治療薬ではなく病気の発生を抑える予防薬です。 また、菌類は落ちた枯葉や幹枝に付いて越冬します。 ので、一昨年の27年は、一番肝心な胞子の飛散し始める時期の5月に薬をかけてないことと、プルーンの周り(地面の枯葉や樹肌など)に菌類がたくさんいたことで、6月以降3回かけていますが、その効果は薄かった、少なかったようです。
今年(平成28年)は、前年の27年に薬をかけたことによって病原菌の量を少なくできたことと、今春、剪定した枝は庭に残さないで処分したこと、5月上旬の芽出し時期の一番重要な時期に薬をかけたことが、夏場の落葉を防いだ大きな要因と考えています。

アブラムシやアオムシなどの害虫は殺虫剤をかければ、その効果(虫の死骸)を確認できるのですが、病気の場合、ナスの半身萎凋病は土壌病害なので病気に罹った株は処分するしか方法はないし、その他の野菜でも病気に罹っているかな?と思っても、薬をかけて効くかどうか分からないので、その前に、キュウリやトマトなど野菜株の調子がどうもおかしいと思っても、それが病気なのか?、肥料不足なのか?、それとも生理現象なのか?、それらがはっきり分からないことが多いので、薬をかけて防除するのは虫(害虫)だけだったのです。 しかし、今回の件で、やはり薬(殺菌剤)は効くんだ と改めて思ったしだいです。

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